バードウォッチングウィークの紹介
毎年恒例の「バードウォッチングウィーク」が、今年も11月1日から7日まで開催されます。このイベントは、日本野鳥の会が主催するもので、全国のバードウォッチャーが楽しめる特別な期間です。
日本野鳥の会は、東京に事務局を置く公益財団法人で、約5万人の会員・サポーターがいます。バードウォッチングを通じて、より多くの人々に野鳥観察の楽しさを知ってもらおうと、「季節の鳥をeBirdに投稿しよう」というキャンペーンを実施します。
eBirdとは
eBird(イーバード)は、米国・コーネル大学の鳥類学研究室が運営する、世界屈指の野鳥観察データベースです。このプロジェクトは市民科学の一環で、世界中から集まった10億件以上の観察データを蓄積し、鳥類研究や保全活動に役立てられています。日本でもこのプロジェクトが導入されており、2021年から日本語版が利用できるようになりました。
eBirdでは自分の観察した野鳥をスマートフォンやPCから投稿することができ、その際に様々な写真や音声を検索して楽しむことができます。バードウォッチングを始めたい人にとって、非常に便利なアプリと言えるでしょう。
バードウォッチングウィークの楽しみ方
バードウォッチングウィークの期間には、特に冬鳥がやってくるため、観察のチャンスが増えます。自宅周辺や公園、身近な緑地などで季節の鳥の観察を楽しみ、eBirdに記録を残してみましょう。
さらに、期間中に観察対象の季節の鳥3種(ジョウビタキ、モズ、マガモ)をすべて見た方や、7日間毎日投稿した方には素敵なプレゼントが用意されています。応募者が多数の場合は抽選でのプレゼントとなりますので、ぜひこの機会をお見逃しなく!
AIによる鳥の識別をサポート
「野鳥を観察したいけれど、見た鳥の名前が分からない」という方には、eBirdと連動して使用できるAIアプリ「Merlin」がおすすめです。Merlinは野鳥の識別をサポートし、観察の際の助けになります。
このキャンペーンに合わせ、Merlinの使い方を紹介するオンラインセミナーも開催されます。こちらもぜひ参加して、より効果的に野鳥を観察するための知識を深めてください。
オンライン講座の詳細
オンライン講座「AIと野鳥識別対決‐Merlinに挑戦!2024秋冬編」は、2024年10月23日(水)19:00から開催予定です。本セミナーでは、Merlinを利用した野鳥識別のポイントを学ぶことができます。参加は無料ですが、定員があるため先着順となっており、興味のある方は早めに申し込むことをおすすめします。
ジャパン・バードフェスティバルへの出展
さらに、ジャパン・バードフェスティバルが11月2日と3日の間、我孫子市で開催されます。このイベントでは、eBirdの使い方を直接学べるブースも設置される予定です。会場に来られる方には、スタッフが設定をサポートし、見た鳥をその場でeBirdに投稿すれば記念品ももらえます。
まとめ
バードウォッチングは自然と触れ合いながら楽しむことができ、親子連れや友達と一緒にできる素晴らしい活動です。このバードウォッチングウィークに、自分の地域で観察できる野鳥を見つけ、eBirdに記録として残しながら野鳥観察を楽しんでみませんか。新しい発見が待っています!