5Gプライベートネットワーク
2022-03-17 16:21:16
ノキアと日鉄ソリューションズ、オムロンが進める5Gプライベートネットワーク構築の新たな試み
ノキアと日鉄ソリューションズ、オムロンが共創する5Gオートメーション
2023年、日鉄ソリューションズ(NSSOL)とノキアは、オムロンのオートメーションセンター「KUSATSU」において、5Gプライベート・ワイヤレス・ネットワークの構築、運用、保守を手掛けることを発表しました。このプロジェクトは、製造業におけるデジタル化を促進し、新しい保守・運用の方法を模索する大きな一歩となると期待されています。
プロジェクトの概要
ノキアは、Nokia Digital Automation Cloud(DAC)を用いて、KUSATSUでの安定した通信環境の提供を実現します。Nokia DACは、優れた安全性と高パフォーマンスを備えたプライベートネットワークを構築するための業界基準を満たし、必要に応じて柔軟に拡張できることが特長です。これにより、オムロンは生産ラインの効率的な運用と新しいビジネスプロセスの確立を目指しています。
NSSOLの役割
日鉄ソリューションズは、このプロジェクトにおいて、KUSATSUへの5Gシステムの導入、構築、運用を支援します。具体的には、4.8GHz帯域を用いて、製造現場でのリアルタイムなデータ収集と分析を行い、効率的な製造プロセスを実現します。NSSOLは日本国内で初めて5Gサービスを提供する企業の一つであり、その豊富な経験を活かして様々な業種でのシステム構築にも対応しています。
両社の協業がもたらす未来
NSSOLの取締役専務執行役員、大城卓氏は、「インダストリー4.0は製造業者に新たなビジネスチャンスを与え、ノキアとの協力によって日本企業が競争力を向上できる」と述べています。また、ノキアのエンタープライズビジネス統轄執行役員、ドニー・ヤンセンス氏は、5Gソリューションを通じて顧客体験の向上を図ると語っています。
オムロンの新たな展開
オートメーションセンター「KUSATSU」は、オムロンにとって世界初の試みとなる重要な施設であり、リニューアルオープンを果たしました。製造業界における5Gの導入は、リアルタイムなモニタリングを可能にし、現場での問題解決を迅速化します。これにより、設備のダウンタイムを減少させ、より効率的な生産体制の構築が期待されます。
まとめ
このような協力関係は、デジタルエクスペリエンスの向上と次世代の製造業の発展に向けた重要なステップであり、今後の技術革新に大きな影響を及ぼすことでしょう。5Gを取り入れたオートメーションの進展は、企業間の競争を新たな次元へと引き上げる可能性を秘めています。今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
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ノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社
- 住所
- 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー41F
- 電話番号
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03-5474-6400