リーズ大学の震災復興支援活動
イギリスのリーズ大学が東北関東大震災で被災した方々のために、1万1千ポンドの義援金を寄付したことが報じられました。大学の協力のもと、留学中の日本人学生や日本語学科の学生たちがさまざまなチャリティイベントを通じて寄付を募りました。
義援金の集まりは、募金活動や追悼行事、千羽鶴制作、灯篭イベントなど多岐にわたります。集められた全額はイギリス赤十字に寄付され、さらなる支援につながることが期待されています。このような活動により、リーズ大学は日本への強い連帯感を示しています。
今井洋さんの想い
2009年からリーズ大学で研究員として活躍する今井洋さんは、「リーズ大学のメインページに日本への応援メッセージが掲載されたのは、今回が初めてのことで、非常に嬉しい」と語っています。彼の思いは、日本のメディアにも広まり、リーズ大学からの支援メッセージが日本中に届くことへの期待が込められています。
学長の哀悼の意
昨年初めて日本を訪れたリーズ大学のマイケル・アーサー学長も、日本の提携校や在住の卒業生に哀悼の意を表しました。「リーズ大学は、一丸となり日本を思っており、その気持ちを行動に移すことが大切です」と述べ、大学全体で被災者を支援する姿勢を示しています。
リーズ大学について
リーズ大学は、ウェストヨークシャー州のリーズ市に1904年に設立された国立大学です。高い研究力と優れた教育体制で、国内外から高い評価を得ています。日本には1,000人以上の卒業生が在住し、30校以上の提携校があります。また、毎年30人以上の学生が日本の大学へ留学しています。現在、リーズ大学に141人の日本人学生が学んでおり、国際学生オフィスでは彼らのサポートにも力を入れています。
これからもリーズ大学が続ける支援活動に注目が集まることでしょう。経済的なサポートだけでなく、心に寄り添う姿勢が、多くの人々を勇気づけています。
詳細についてはリーズ大学の公式ウェブサイトをご覧ください。