エビデントの新顕微鏡
2025-12-09 12:48:26

株式会社エビデント、白色干渉計搭載の革新3D測定レーザー顕微鏡を発表

株式会社エビデントが新たに発表した3D測定レーザー顕微鏡



株式会社エビデント(本社:東京都)は、レーザー顕微鏡、白色干渉計、フォーカスバリエーションの技術を融合させた新型の3D測定レーザー顕微鏡「LEXT™ OLS5500」を発売しました。この顕微鏡は、特に研究開発や品質管理の現場において、微細な表面形状を正確に観察し、高精度の測定を実現します。ユーザーインターフェースも直感的で、業務の効率化と品質向上に貢献します。

LEXT™ OLS5500の特徴



OLS5500は、レーザー顕微鏡と白色干渉計という二つの技術を併せ持つ初のハイブリッドシステムです。このシステムは、「正確さ」と「繰り返し性」を保証し、あらゆる表面特性の精密な測定が可能となります。さらに、ISO規格に基づく測定ノイズの保証があり、非常に微細な構造も高解像度で捉えることができます。また、幅広い測定範囲にも対応しており、データの貼り合わせにおいても正確性が担保されています。

特にエビデントの光学技術は、100年以上の歴史を誇ります。この技術により、LEXT専用の対物レンズは、視野全体で鮮明な画像と精密な3D形状データを取得することが可能です。高NAの白色干渉対物レンズを使用することで、従来のレーザー顕微鏡と比較し、測定スループットを最大40倍も向上させることが実現されています。

効率的な業務プロセスの実現



OLS5500の高度な自動化と直感的な操作性により、観察から検査、測定といった一連の業務をスムーズに行うことが可能です。プロダクトマネジメント部門のバイスプレジデント、シンディ・チャン氏は、「この製品により、微細構造の解析から品質管理における高スループットの測定まで、広範囲なニーズに応えられることを目指しています」と述べています。

デザインの評価と受賞歴



また、LEXT™ OLS5500は、多様な表面解析における信頼性の高い測定技術が評価され、公益財団法人日本デザイン振興会による2025年度のグッドデザイン賞も受賞しました。この受賞は、製品の品質やデザインの革新性を示す重要な指標となります。

株式会社エビデントの概要



株式会社エビデントは、オリンパスとしての100年以上の歴史を持ち、顕微鏡の光学技術において新たな基準を作り上げてきました。「見えないものを見えるようにする」ことを目指し、ライフサイエンスや医療、材料科学の分野で重要な役割を果たしてきました。エビデント名義での事業においても、先進的なデジタルイノベーションを組み合わせたイメージングソリューションを提供し、研究者、医療従事者、エンジニアに貢献しています。

ライフサイエンス分野では、病理学や教育での明視野顕微鏡から、研究に最適な高度な蛍光イメージングシステム、AI画像解析、デジタルパソロジーにまで多岐にわたるラインアップを揃え、研究や臨床、教育を支援します。これにより、生命現象の解明や未知の領域の探求、製品の品質保証など、課題の解決に向け、「隠された答え」を見いだすお手伝いをしています。

エビデントの本社は東京にあり、日本、米国、ドイツ、中国に研究開発および製造拠点を配置しています。さらに、世界中に事業拠点や専任の販売・サービス拠点を展開しています。詳細については、公式ウェブサイト EvidentScientific.com をご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社エビデント
住所
東京都新宿区西新宿新宿2-3-1新宿モノリス
電話番号
03-6901-4600

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