Creww Capital株式会社の設立とその意義
2024年11月、Creww株式会社が新たに「Creww Capital株式会社」を設立することを発表しました。この新会社は、スタートアップへの投資や成長支援を目的としており、特にCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)支援やファンド運営に特化しています。2025年1月6日から正式に業務を開始するとされ、この取り組みは国内外のスタートアップにとって大きな意味を持つものとなることでしょう。
新たな支援体制の構築
Crewwは、2012年の設立以来、企業とスタートアップのオープンイノベーションプログラムを数多く実施してきました。これまで500回以上のプログラムを開催し、約1,350件の協業を実現するなど、国内最大級のスタートアップ支援実績を誇ります。最近では、日本国内だけでなく、韓国や台湾などの海外市場とも連携し、グローバルなオープンイノベーションを推進しています。
このような背景の中、Creww Capitalの設立は、特にグローバル成長を志向するスタートアップへの支援のニーズに応える形となります。さらに、地域の中堅企業とスタートアップの協業を促進し、地域活性化につなげるための新規事業創出にも力を入れる方針です。
CVCのシナジー創出
新会社の代表取締役である伊地知天氏は、CVCにおける「シナジー創出」の重要性を指摘しています。事業会社とスタートアップの協業は、企業が目的とする未来を共に描く過程において不可欠であり、Crewwが培った知見と実績を最大限に活かせる領域でもあります。CVCと事業共創は切り離せず、利用者のニーズに応じたワンストップでの支援体制を整えていくとのことです。
松本直人氏もまた、CVC運営にかかわる中で「血縁作り」の重要性を強調しました。オープンイノベーションは、異なる企業が協力して未来を描くことから生まれるものであり、利害関係を越えた協働が求められる場面が多いと訴えています。お互いのリスペクトやコミュニケーション、適切なプレッシャーを持ちながら、その結果得られる利益のみならず、持続的な関係構築を目指すというのがCreww Capitalの理念です。
スタートアップ支援の強化と地域活性化の促進
今後Creww Capitalは、日本国内外のスタートアップへの投資活動や成長支援を強化し、地域の中堅企業との協業を奨励するためのファンドの共同運営を行います。その中で、デカコーンスタートアップへの戦略投資支援も視野に入れ、日本のスタートアップ環境をさらに活性化する型を模索しているといいます。
このような取り組みを進めることで、Creww Capitalは国内外のスタートアップ・エコシステムの発展に寄与し、地域に根ざした新しい価値の創出に取り組んでいきます。これからの展開が非常に楽しみですね。
会社概要
- - 社名: Creww Capital株式会社
- - 所在地: 東京都渋谷区道玄坂1丁目19−9 4階
- - 設立: 2024年11月26日
- - 代表者: 伊地知天(Creww株式会社代表取締役)、松本直人(株式会社ABAKAM代表取締役)
- - 事業内容: CVC支援、ファンド運営
- - URL: Creww Capital
新たに設立されたCreww Capitalは、スタートアップを支えるための重要な役割を果たすことを期待されています。今後の活動に注目していきたいところです。