関東学院六浦中学校・高等学校での保護者向け講座
2024年9月7日、関東学院六浦中学校・高等学校(横浜市金沢区)の保護者向けに「思春期の自立を促す子育て講座~デジタルとの付き合い方について学ぶ~」が開催されました。この講座は、株式会社すららネットの臨床心理士によって実施され、保護者に向けたデジタル教育の重要性が強調されました。
この講座は、デジタル機器の普及とともに、思春期を迎える子どもたちとのコミュニケーションの難しさを解決するために企画されたものです。すららネットはAIを活用したICT教材の開発・提供を行い、関東学院六浦中高では、2018年からこの「すらら」教材を導入し、学習効果を上げています。保護者からの要望を受けて、同校は定期的に外部有識者を招いた「子育て講演会」を開催しており、今回の講演が行われる運びとなりました。
「すらら」の活用と子育て支援
関東学院六浦中高が掲げる校訓『人になれ奉仕せよ』にも見られるように、同校は人間性の育成に重きを置いています。「すらら」の導入により、学習習慣が身につき、生徒の基礎学力も向上しています。保護者にとっても「すらら」は教科学習のツールとして広く認識されており、同校では生徒と保護者とのコミュニケーションにも配慮されています。今回の講座では、保護者アンケートをもとに、デジタルとの効率的な付き合い方について具体的なアドバイスが提供されました。
デジタル社会と子育ての課題
コロナ以降、デジタルの進化は急速であり、子どもたちもその影響を受けています。保護者からは、デジタル機器への依存や、思春期におけるコミュニケーションの難しさを懸念する声が多く寄せられました。臨床心理士は、このような状況に対して心理社会的発達理論を基にして、思春期の発達特性や、子どもが望ましい行動をとるための具体的な声かけのポイントを説明しました。
今回の講義の意義
この講座を通じて、保護者はデジタル環境における子どもとの関わり方に対する理解を深め、有意義な親子関係の構築に役立てられることを期待されています。同校の宗教主任である伊藤多香子教諭は、デジタル機器の使用が日常生活においても学習においても欠かせなくなっていることを踏まえ、講義が保護者にとっても教師にとっても有益な情報であったと述べています。
すららネットの取り組み
すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」という企業理念のもと、AIを活用したアダプティブなICT教材「すらら」を約2,600校の教育機関で使用しています。また、保護者や教師向けのサポートも充実しており、親子の良好な関係の構築を目指して専門的な情報を提供しています。すららネットは2017年に東証マザーズに上場し、EdTechスタートアップ企業として成長を続けています。
公式サイト:
すららネット
この講座が保護者たちにとって新たな学びの機会となり、心強いサポートとなることが願われています。