高藏蒸留所が、アジア最大のウイスキー品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2026」において、復活からわずか2年で出品した3種類のウイスキーがすべて金賞を受賞しました。この素晴らしい成果により、同蒸留所は『トリプル金賞』を達成したのです。
高藏蒸留所の復活
高藏蒸留所は、茨城県水戸市に位置し、1960年代の火災により一度はウイスキー製造を停止せざるを得ませんでした。しかし、2022年にウイスキー製造免許を再取得し、再び蒸留所が設立されました。長い年月を経ての再スタートは、ウイスキー愛好者にとっても胸躍るニュースです。
受賞したアイテム
TWSC2026で金賞を受賞した3つの製品は以下の通りです。
- - 高藏 REBORN AGED 2 YEAR FIRST FILL BOURBON BARREL
- - 高藏 REBORN AGED 2 YEAR FIRST FILL BOURBON BARREL NATURAL CASK STRENGTH
- - 高藏 REBORN for THE FRONTIER SPIRITS BOTTLE
これら3つのアイテムは、いずれも高藏蒸留所の復活を象徴する製品であり、各製品は既に完売状態です。
TWSCの意義
TWSCとは、日本文化が培った独自の味覚を元に、全世界のウイスキーやスピリッツの優劣を審査する品評会です。実行委員会は、ウイスキー評論家である土屋守氏が主導しており、国内外のウイスキー文化の発展を目的としています。このような基準をクリアした製品が金賞を受けることは、小規模な蒸留所にとっても大変な名誉なのです。
高藏蒸留所からのコメント
高藏蒸留所の常務取締役、加藤喬大氏は以下のように述べています。「今回の金賞受賞は、私たちのウイスキー造りが評価された証です。独自のウイスキー酵母の開発や茨城県産の麦芽を用いた仕込みなど、今後の取り組みにさらなる期待が高まります。」また、技術部部長の鬼澤啓一氏は、「日々の研鑽が実を結んだ結果」と喜びを語りつつ、今後も精進していく意気込みを見せました。
伝統と革新の春
高藏蒸留所は、160年以上もの歴史を持つ酒造会社明利酒類の一部であります。最初に酒造りを始めたのは江戸時代、その後は酒造りに必要な水を求めて全国を巡ってきました。運命の巡り合わせから水戸に腰を落ち着けた後、1952年にはウイスキー製造が開始され、素晴らしいウイスキーが生まれました。
新たな挑戦
火災による製造休止の後、約60年間は清酒酵母の研究と供給に励みました。2022年の再設立時に、明利酒類は独自開発したウイスキー酵母と新たな蒸留設備を導入し、より良いウイスキー造りを目指し日々精進しています。夏は暑く、冬は寒いという水戸の気候が、ウイスキーの熟成に良い影響を及ぼすことも期待されています。
今後の展望
これから数十年にわたってウイスキー造りに挑む高藏蒸留所は、地域に根差した製品の開発を続けながら、独自のフルーティな味わいを追求していくとのことです。シングルモルトウイスキーのリリースも夏から秋に予定されており、ファンにとって目が離せないニュースばかりです。こうした地域の魅力を生かした高品質なウイスキーを堪能できる日が待ち遠しいところです。