沖縄ウェルビーイング推進協議会が描く新たな社会実現の道
沖縄県で、個々の幸せを最優先にする社会の実現を目指して発足した「沖縄ウェルビーイング推進協議会」。この協議会では、様々な専門家と地元の経営者、自治体が連携し、ウェルビーイングに関する新しい取り組みを展開しています。そんな中、最近行われたセミナーでは、東京農業大学の准教授である川嶋舟氏が「馬と生きる中で体感するWell-being」をテーマにし、ホースセラピーの可能性について熱く語りました。
川嶋舟准教授によるホースセラピーセミナー
川嶋舟准教授の研究は、動物を利用した療法に関するものが中心です。特に、馬を介在動物として用い、障がい者のみならず誰もが生きやすい社会の実現に向けて、「ホースセラピー」の重要性を伝えています。セミナーは感染症対策のため、限られた人数での直接参加と、オンラインでの配信が行われ、医療や福祉に携わる多様な方々が集まりました。
研修の中で、川嶋准教授はホースセラピーが個人のウェルビーイングを高める方法を説明しました。彼は「馬との関わりを通じて心のケアや社会復帰を図ることができる」と語り、具体的な成功例を紹介しました。また、彼は沖縄の特性を活かした地域密着型の療法が増えていくことを期待しています。
那覇市議会議員との対談
セミナーでは那覇市議会議員の奥間綾乃氏も登場し、自治体としての取り組みを語りました。奥間議員は沖縄でウェルビーイングを初めて提唱した政治家の一人で、乗馬にも親しんでいます。彼女はホースセラピーに実際に参加した体験を踏まえ、その効果を実感していると述べました。さらに、PONYとの連携を視野に入れたホースセラピーの推進についても触れました。
沖縄ウェルビーイング推進協議会の目指すもの
「Well-being First」をスローガンに掲げる沖縄ウェルビーイング推進協議会は、地域の歴史や文化に根ざし、個々の幸福を尊重する社会の実現に向けて活動を続けています。会議やセミナーを通じて、様々な分野の専門家による研究が進行しており、それを地域に還元する方法を探っています。
このようなネットワークを構築することで、沖縄におけるウェルビーイングなまちづくりが進んでいきます。公式サイトでは、最新の活動情報やイベント案内が随時更新されているため、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
公式サイト:
沖縄ウェルビーイング推進協議会
沖縄の豊かな文化を背景に展開されるウェルビーイングの取り組みは、今後ますます多くの人々に幸せをもたらすでしょう。