平和を願う架け箸
2024-04-01 00:00:02
故郷を忘れない、平和を願う架け箸の挑戦と未来
架け箸の誕生と理念
架け箸は、中東のパレスチナとのフェアトレード工芸製品を販売するブランドとして2020年2月、私たちの代表である髙橋智恵氏の手によって設立されました。彼女の起業の背景には、大学卒業前に行ったホームステイがありました。この経験は、パレスチナの人々との深い絆を育むきっかけとなり、その文化や日常生活を共有する貴重な時間となりました。
パレスチナ問題と架け箸の役割
パレスチナ問題は、1948年のイスラエル建国以降、長期にわたる人権侵害や社会的不平等の中で、多くの人々が苦しんできた現代の国際問題です。しかし、私たちの周囲ではこの問題について深く共感する声は少なく、現地の実情は生活感のない危険な地域として誤解されがちでした。架け箸は、現地の伝統的な手仕事を通じて、このギャップを埋める橋渡し役を果たしていきたいと考えました。
手仕事は、先入観を持たせずに人々が相互理解を深める手段となります。例えば、オリーブをテーマにした製品は、素材の素朴さと共に平和の象徴として認知されています。
繋がりの拡大と種を蒔く重要性
昨年4月、私たちは「全国47都道府県で認知を高める」という目標を掲げ、その活動の一環として松本市でポップアップを開催しました。多くの地域での販売を拡大し、福岡、広島、岡山、高知、愛媛、愛知、長野、北海道など、日本各地での拡大を果たしました。
ただし、この成功は架け箸の努力だけによるものではありません。現在、パレスチナ情勢の悪化も影響し、多くの人々がこの国やその人々のために行動を起こしています。架け箸は今、これまで以上に平和活動を推進する必要があると感じており、より多くの方々との繋がりを深めていきたいと考えています。
生産団体との連携
幸運にも、私たちが協働する2団体のうち1つから商品を輸入することができ、続々と新商品が入荷予定です。パレスチナのヨルダン川西岸地区に拠点を置く生産団体は、現在も厳しい環境下での操業を続けています。乏しい物流や慢性的な道路封鎖の中で、彼らの手仕事がどうしても必要とされています。
架け箸のビジョン
私たちは「素敵に国境はない」というビジョンを掲げ、パレスチナのフェアトレード製品を発信し続けています。「オリーブの花咲くお箸」や「アップサイクルバッグ」は、世代や性別を問わず愛されるアイテムとなっています。さらには、2022年にはオルタナサステナブルセレクションで一つ星を取得し、阪神百貨店や松屋銀座などでも販売を行っています。
最後に
架け箸は多くの人々にこの活動を広め、共感してくださる方々との繋がりを大切にしながら、平和を願う関係を築いていきます。全ての人がその意義を理解し、行動に移してくれることを願っています。
会社情報
- 会社名
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架け箸
- 住所
- 兵庫県川西市東畦野3-14-3
- 電話番号
-
080-9606-3776