小田急不動産が手掛ける新物流施設の開発
小田急不動産株式会社は、兵庫県西宮市鳴尾浜において冷凍冷蔵倉庫「(仮称)小田急不動産ロジスティクスセンター鳴尾浜コールドストレージ」の建設を開始しました。このプロジェクトは、同社にとって兵庫県での初めての物流施設で、工業的な発展に寄与することを目指しています。
交通アクセスの優位性
新施設は、阪神高速5号湾岸線の「鳴尾浜」出入口から約1.1kmという好立地に位置し、大阪や神戸方面へのアクセスが非常に良好です。このため、関西圏全体をカバーする広域配送の拠点としての機能が期待されています。また、阪神本線「甲子園」駅やJR神戸線「甲子園口」駅からも近く、阪神バスの「鳴尾浜南第一」停留所も目の前にあり、通勤の利便性も高いです。これにより、十分な労働力の確保が可能です。
環境への配慮
本施設では、-25℃から+5℃帯に対応可能な冷凍冷蔵設備を導入し、さらに一部には+10℃から+25℃までの定温区画も設けています。使用される冷媒は、環境に優しい自然冷媒を採用し、高エネルギー効率を実現しています。この設計は、コスト削減にも寄与し、サステナビリティの理念に貢献しています。主要な設備は屋上に配置されるため、地震や災害に備えたBCP(事業継続計画)対策にも配慮が施されています。
入居予定テナント
この物流施設には、尼高運輸株式会社が入居する予定です。同社は、兵庫県尼崎市を拠点とし、関西圏における倉庫拠点の一つとして本センターを利用する計画です。尼高運輸は、貨物の運送や倉庫管理に加えて、流通加工業務にも力を入れており、兵庫、大阪、北海道に複数の事業拠点を持っています。特に一棟借り契約により、柔軟な対応が可能となるため、顧客ニーズに応じたサービス提供が期待されます。
物件概要
- - 所在: 兵庫県西宮市鳴尾浜二丁目1番19(地番)
- - 交通: 阪神高速5号湾岸線「鳴尾浜」出入口約1.1km、阪神バス「鳴尾浜南第一」停留所徒歩1分
- - 敷地面積: 4,064㎡
- - 延床面積: 8,008.98㎡
- - 構造規模: 鉄骨造4階建て
本施設では、トラックバースも12台が設けられ、12台までの大型トラックが同時に停車できます。此外、駐車場には22台、駐輪場には11台のスペースが予定されています。このような施設内の充実した設備は、効率的な物流の実現に寄与します。
まとめ
新設される小田急不動産ロジスティクスセンター鳴尾浜コールドストレージは、関西圏における物流の未来を担う重要な施設となるでしょう。今後も、このプロジェクトの進捗や入居テナントについての情報を随時皆様にお届けしてまいります。さまざまな物流ニーズに応えるこの施設が、私たちの生活をより便利にしてくれることでしょう。