ネモフィラが咲き始める国営アルプスあづみの公園
国営アルプスあづみの公園の大町・松川地区では、昨年までのスイセンから模様替えをし、新たに「ネモフィラ」が植えられました。現在、小さな青い花がぽつぽつと咲き始め、春の訪れを感じさせています。ネモフィラの見頃は5月上旬から5月中旬にかけてで、背景には雄々しい餓鬼岳がそびえ立つ中、北アルプスの春を彩る姿は圧巻です。
ネモフィラの魅力
ネモフィラは北アメリカ原産で、ムラサキ科の一年草です。美しい瑠璃色の花弁と、その中心が白く、葉は唐草模様に似ていることから「瑠璃唐草」と名付けられています。英語では「Baby blue eyes」と呼ばれ、その名の通り小さな青い花が愛らしさを醸し出します。
この小さな花は、横に広がり群生することで、まるで森の中に広がる海のような幻想的な景観を作り出します。公園のれき原の花畑では、1,500㎡の面積に約4万株が育てられ、春の訪れを告げる香りが園内に溢れています。
ネモフィラとチューリップの共演
公園ではネモフィラだけでなく、個性豊かなチューリップもお楽しみいただけます。約10品種、23000球のチューリップが植えられ、中でも赤色の「レッドプラウド」、白い八重咲の「マウントタコマ」、鮮やかな黄色の「リムジン」など、多彩な色合いが楽しめます。これらの花々は、そのデザインに工夫が施されており、ネモフィラとの見事なコラボレーションが展開されます。
空中回廊からの絶景
また、園内には空中回廊が整備されており、その上からは色とりどりの花畑を見下ろすことができます。この絶景スポットからは、青色のネモフィラとカラフルなチューリップのコントラストを一望できるため、訪れる人々に新しい花の楽しみ方を提供しています。
散策路も設けられており、訪れる人々はネモフィラに囲まれながら近くで花々の写真を撮ることもでき、その魅力的な姿を記念に残すことができます。
国営アルプスあづみの公園について
国営アルプスあづみの公園は、日本有数の美しい自然環境と地域の文化を保全することを目的とした公園です。大町・松川地区は、北アルプスの山々に囲まれた豊かな自然が特徴的で、訪れる人々がこの自然を学び、体験する場となっております。
公園の詳細や最新情報は、公式ホームページやSNSをご覧ください。春の訪れと共に、国営アルプスあづみの公園で新たな春の風物詩をお楽しみください。