霧島茶特上煎茶、うなぎ割烹恵比寿亭で提供開始
新たな食の体験が埼玉県上尾市にある老舗の「うなぎ割烹 恵比寿亭」で始まります。この店では、霧島の自然の恵みを受けた「今村茶園」の特上煎茶が、2023年12月15日より提供されることが決まりました。日本の食文化の象徴として知られる「うなぎ」と「日本茶」が、今この時代、再び脚光を浴びる流れの中で生まれたこの取り組み、その背景には日本食文化の新たな在り方を模索する姿勢があります。
日本の食文化の象徴
近年、健康志向や持続可能性が重視される中、うなぎや日本茶の存在が新たな価値を見出されています。特に、欧米やアジア地域では抹茶や煎茶の需要が高まっており、これに応じてそれぞれの地域での提供も増えています。また、うなぎに関しては、資源保護と持続可能な利用の観点からの取り組みが進められており、ワシントン条約(CITES)などが注目されています。
このような背景のもと、今村茶園と恵比寿亭が手を組むことにより、食文化の深化と未来への架け橋を築いていくことを目指しています。
うなぎと霧島の恵み
恵比寿亭では、国産うなぎを用いた料理を提供し、その時期に応じた良質な食材を重視しています。また、九州産のうなぎと、同じく九州の大地が育てた今村茶園の特上煎茶が、食後のひとときをさらに豊かにすることで、食の体験を拡張する狙いがあります。
宮島真亜久 四代目店主の思い
「うなぎは日本食文化に欠かせない存在です。しかし、環境保護の観点からその在り方が問われている中、私たちは持続可能なうなぎ文化を次世代に伝えていきたいと思っています。同じ九州の土地に生まれた霧島茶が、食後のお茶として自然に繋がることには大きな意味があります」と話す宮島真亜久さん。彼の思いがこの新たな取り組みにも反映されています。
今村茶園の誇り
一方、今村茶園の今村広嗣代表も「お茶は日本の食文化に欠かせないものであり、料理のラストを彩る重要な存在です。うなぎの素晴らしさに、霧島茶が寄り添うことで、食後のひとときがさらに豊かなものになることを願っています」とのコメントを寄せています。
恵比寿亭の伝統
恵比寿亭は、創業から100年以上の歴史を持つ老舗のうなぎ割烹です。伝統的な技術に基づき、国産うなぎを丁寧にさばき、秘伝のタレで焼き上げています。現在は四代目の宮島真亜久さんが当主として、格式と時代に応じた工夫を両立させ、地域の人々から愛され続けています。
取り組みの背景
さらに、この取り組みは単なる食の提供にとどまらず、地域の文化や自然、そして持続可能性を意識した形でつながっていくものです。味わいの奥深さを楽しむことができる食後の一杯には、そうした背景がしっかりと息づいています。
まとめ
今村茶園の特上煎茶は、まさにこの新しい試みにおいて、うなぎとの絶妙なマリアージュを生み出すことを目的としています。今後、埼玉県上尾市の恵比寿亭での提供を通じて、より多くの人々にこのすばらしさを広めていけることを期待しています。飲むだけでなく、食文化の未来についても考えるきっかけにしたいものです。