鳥取でのスポGOMIワールドカップ2025予選大会
2025年7月19日、鳥取駅の北側にて、一般財団法人日本財団スポGOMI連盟が主催する「スポGOMIワールドカップ2025 鳥取STAGE」が開催されました。このイベントには、計17チーム、51人が参加し、熱戦が繰り広げられました。
優勝の報告
優勝を果たしたのは、「鳥取市医療看護専門学校理学療法士学科」です。このチームは、拾ったごみの総量が8.97kg、ポイントは1064.9を記録し、準優勝チームに対して72.4ポイントの差をつけて、見事に鳥取県代表の座を勝ち取りました。
彼らは、2025年9月21日に東京で行われる「スポGOMIワールドカップ2025 日本STAGE」に進出し、さらなる成功を目指すことになります。最終的には、2025年10月に行われる世界大会「スポGOMIワールドカップ2025 FINAL」での出場を果たし、世界中の代表と競い合うことを目指しています。
スポGOMIとは
スポGOMIは「スポーツ×ごみ拾い」の略称で、3人1組のチームを作り、制限時間内に指定エリアのごみを拾うというユニークなスポーツです。拾ったごみの量や種類に応じてポイントが加算され、競い合います。この競技の目的は、海洋ごみの削減活動への参加を促進することにもあります。
イベントの印象
大会では、参加者たちが驚きの声を上げました。「普段は何気なく通る道でも、今回は多くのごみが落ちていることに気づかされた」との意見が多く聞かれました。特に目立ったのはタバコの吸い殻で、これはプラスチックごみに相当し、海洋環境においても危険な影響を及ぼします。今回大会で回収されたごみの総量は59.02kgに達しましたが、これは海洋ごみ問題を考える上での重要な一歩となりました。
チームの決意
優勝したチームは、「前回の全国大会では満足のいく結果が出なかったので、今回は日本一になり、ワールドカップに出場できるようにチーム全体が頑張りたい」との意気込みを語りました。これは彼らが学校を背負って戦うという強い思いを示しています。
スポGOMIの意義と未来
一般財団法人日本財団スポGOMI連盟は、ごみ拾いを競技として捉え、人々に健康的な生活やリサイクル意識を促進しています。また、スポーツを通じて環境保護活動への参加を広め、この活動が日本スポーツ界の発展にも貢献することを目指しています。スポGOMIは単なる競技ではなく、環境保護と地域活性化を促進する大きな役割を果たしています。
鳥取ウエストビーチでの大会は、地域の人々や参加者にとって、海洋ごみ問題について再認識する貴重な機会となったことでしょう。普段の生活の中でも、環境を考え、共に行動することの重要性を改めて感じる時間でした。
公式リンク
スポGOMIに関する詳細は、公式ウェブサイトで確認できます。大会の結果や今後の予定にもぜひご注目ください。[
公式サイト](https://nf-spogomiwc.com/)
終わりに
鳥取でのスポGOMIワールドカップ2025予選大会は、多くの人々にとって新たな発見と感動を提供する機会となり、未来への希望をつなぐイベントとして、成功裏に開催されました。