寿司食文化の現状:6割超が月に1回以上食す!
近年、日本の食卓に欠かせない存在となっている寿司。その現状を、マイボイスコム株式会社が実施したインターネット調査から紐解いていきます。2024年10月1日から7日にかけて実施されたこの調査では、9160名が回答。寿司の喫食頻度や好むネタ、購入方法など、多角的な視点から分析されています。
寿司の喫食頻度:年代による違いも
調査結果によると、実に6割以上の人が月に1回以上寿司を食べるという結果に。特に60~70代の高年齢層ではその割合が高くなっています。一方、10~20代の男性では3割強にとどまっており、世代間の大きな差が見られました。若い世代では、寿司が日常食というよりも、特別な日の食事という位置づけなのかもしれません。
好みは「まぐろ中とろ」「サーモン」が人気!
では、皆が好む寿司ネタは何でしょうか?調査では複数回答が可能な設問になっており、「まぐろ(中とろ)」と「サーモン」がそれぞれ50%を超える支持を集め、圧倒的な人気を誇っていることが判明しました。「エビ」「まぐろ(赤身)」そして「イカ」も40%台と、根強い人気を誇っています。
さらに、年代別の嗜好にも注目が集まりました。 「サーモン」は10~30代の男性と10~50代の女性に特に人気が高く、「エビ」は60~70代の女性で1位を獲得。一方、「ほたて」は60代女性で2位、70代女性で3位と、年齢層による嗜好の偏りが見られました。北海道では「ほたて」「サーモン」「エビ」が特に人気が高いことも明らかになっています。
食べる場所、購入方法も様々
寿司を食べる場所としては、「店舗で購入したもの」が8割弱、「外食・回転寿司」が7割強と、外食での利用が多い結果となりました。一方で「自宅で作ったもの」は2割強にとどまっており、過去の調査と比較して減少傾向にあるとのことです。外食・回転寿司は特に若い世代の女性や10~20代の男性で利用率が高くなっています。
スーパーでの購入が最も多く、回転寿司でのテイクアウトも3割を超える人気を誇っていることが分かりました。購入場所については、地域差も見られ、関東地方では「持ち帰り寿司店、テイクアウト専門店」の利用率が高い一方で、九州地方では比較的低いという傾向が見られました。
寿司を選ぶ際のポイント
寿司を購入する際に重視する点は、「具材・ネタの種類」「価格」「味」がそれぞれ60%台と高い割合を占めています。特に高年齢層の女性では「鮮度」「賞味期限・消費期限」「安全性・衛生管理」を重視する傾向が高いという結果が出ています。
まとめ:寿司は特別な食事から日常食へ?
今回の調査から、寿司が多くの日本人にとって日常的に親しまれる食文化として定着していることがわかります。しかし、年代や地域、性別などによって、寿司に対する好みや購入方法、重視するポイントには様々な違いがあることも明らかになりました。今後も、変化していく食文化に注目していきたいですね。