車いす操作を学ぶ!映像教材上映会
車いすは多くの人々にとって移動を可能にする大切なツールです。適切な操作スキルを習得することで、車いすユーザーの生活範囲は大きく広がります。しかし、医療や福祉の専門家養成において、残念ながら車いすの操作や指導法を専門的に学ぶ機会は限られています。この問題に対応するために、一般社団法人日本車いすインストラクター協会は、ドイツで開発された車いす操作指導法を紹介する映像教材の制作に協力しました。
様々な支援が必要な現状
日本国内における脊髄損傷受傷者の自殺率は、一般の12倍にも上ります。多くの場合、退院後に在宅で直面する孤立感や生活の制限が要因とされています。入院期間が短縮される中、車いすの操作スキルが不足していることは、ユーザー自身の生活に直接的な影響を与えます。操作が難しい車いすを選んでしまうことによって、日常生活が制約されるのです。これによって、より多くの自立と生活の質の向上が求められています。
映像教材上映会の概要
そこで、一般社団法人コ・イノベーション研究所主催のセミナー「地域コミュニティからスポーツで共生社会をつくる」に関連して、この映像教材の上映会を以下の日程で開催します。
- - 日付: 2018年12月5日(水)
- - 時間: 17時から(開場16時30分)
- - 場所: 日本財団ビル二階大会議室(東京都港区)
- - 定員: 100名(先着順)
- - 参加費: 前売3,240円(税込)、当日参加4,000円(税込)。介助者は無料。
参加者には、上映されるDVDを無料で配布いたします。映像には、故ストローケンデル博士が実施した講習会の内容が含まれています。これには、車いすスポーツの推進や障害者の社会参加に関する深い知見が詰まっています。
プログラムの詳細
上映会には多くの方が参加でき、続くセミナーも含めてさまざまな知識や経験を得ることができます。特に、障害者スポーツが果たす役割や地域コミュニティにおけるスポーツの必要性について選りすぐりの講師陣からの発表が行われる予定です。
- 金田安正(びわこ成蹊スポーツ大学名誉教授)
- 澁谷茂樹(公益財団法人笹川スポーツ財団)
この機会にぜひ、車いす操作の重要性を学び、自立した生活を充実させる一歩を踏み出しましょう。