The Trade Desk、新しい広告分析アプリ「OpenSincera」を発表
The Trade Deskが新しいデジタル広告アプリ「OpenSincera」を発表
広告テクノロジーのリーディングカンパニー、The Trade Desk(NASDAQ: TTD)は、業界全体に向けた新たなアプリケーション「OpenSincera」を発表しました。このアプリは、デジタル広告サプライチェーンのパフォーマンスと健全性を可視化し、具体的な広告メタデータを提供することを目的としています。これにより、広告企業や関連するすべてのプレイヤーは、リアルタイムでの広告パフォーマンスを確認し、効率的で質の高い広告体験を実現できるようになります。
OpenSinceraの特徴と機能
OpenSinceraは、広告とコンテンツの比率やページの重さ、平均視聴回数、広告更新率といった重要指標を示す機能を装備しています。これらのデータにより、広告業界の各関係者は、自社の広告戦略を支える重要な情報を手に入れることができ、さらなる改善を図ることが可能です。
さらに、OpenSinceraは全ての関係者に無料で提供されるため、業界全体がこのツールを利用することで、広告の透明性や有効性が向上し、より良い結果をもたらすでしょう。
The Trade DeskがSinceraを買収したことを受けて、OpenSinceraのリリースによって、同社はSinceraの持つ膨大なデジタル広告データへのアクセスをさらに拡大しました。これまで以上に、多くの業界プレイヤーがアクセスできる環境が整いつつあります。
APIによる新たな可能性
特筆すべきは、業界初となるAPIが同時にリリースされることです。このAPIによって、アドテク企業はデータに基づいたサービスをより簡単に、直感的に構築できるようになり、業務効率が大幅に向上します。
The Trade Deskの創業者兼CEOであるジェフ・グリーン氏は、「Sinceraは、業界の中でも最も先進的かつユニークなデジタル広告サプライチェーンデータを持っています。このデータを活用して、クライアントが入札対象について多くの情報を得ることができるようにしています。さらにOpenSinceraを通じて、競合他社を含む幅広い業界関係者がデータにアクセスできるようになります。これにより、業界全体の透明性や信頼性の向上を目指しています」と述べています。
また、プロダクト担当ゼネラルマネージャーのマイク・オサリバン氏も「OpenSinceraをすべての人に提供することは、広告サプライチェーンの健全性を高めるために極めて重要でした。The Trade Deskは、広告の透明性を高めるために多くのデータを提供し、オープンインターネットをより良くするための努力を続けていきます」と語っています。
OpenSinceraの展望
OpenSinceraは2025年6月6日から利用可能になる予定で、業界がこの新しいツールにどのように反応し、どのように活用されるのかが注目されます。デジタル広告の未来を形作る重要なステップとして、The Trade Deskの採用するこの新技術が業界に大きな変革をもたらす可能性があります。
The Trade Deskについて
The Trade Deskは、広告バイヤーに特化したテクノロジー企業であり、主要なデバイス上でのデジタル広告キャンペーンの設計や管理、最適化を可能にするセルフサービス型のクラウドプラットフォームを提供しています。カリフォルニア州ベンチュラに本社を置き、世界中にオフィスを構え、業界での影響力を強めています。詳しい情報は公式サイトやSNSをご覧ください。
会社情報
- 会社名
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The Trade Desk Japan K.K.
- 住所
- 東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 11F
- 電話番号
-
03-6332-7700