IRダッシュボードサービスが新たに連携
株式会社Figuroutが開発したIRダッシュボードサービス「Hooolders Analytics」は、株価分析や事例検索機能を提供することになり、宝印刷株式会社が展開する「WizLabo Library」の新プランにその一部を搭載した。この取り組みは、企業のIR活動における透明性向上や投資家とのコミュニケーション強化を目指している。
連携の背景
この連携は、両社が目指す企業価値の可視化と投資家との円滑な関係構築に資するものだ。「Hooolders Analytics」はSaaS型のサービスを提供しており、企業は自社の株価や投資家に関する情報を迅速に把握することができる。一方、宝印刷の「WizLabo Library」は、IR担当者が効率的に開示情報を管理できるようサポートしている。両者の連携によって、株価関連の指標をより正確に把握できる環境が整い、IR施策の効果測定も可能になる。
提供される主な機能
株価分析機能
「Hooolders Analytics」では、株価、出来高、売買代金、予想PER、実績PBR、時価総額などの情報を自動的に蓄積し、視覚化する機能が用意されている。これにより、ユーザーはチャート上でデータの変動を一目で確認でき、開示情報やニュースが株価や出来高に及ぼす影響を「株価インパクト」や「出来高インパクト」として測定することが可能となる。クリックすることでその日の開示情報を確認でき、更に影響度を測定することができるのだ。
事例検索・分析機能
もう一つの特長は、上場企業の適時開示や法定開示に特化した検索機能だ。従来のWeb検索と異なり、企業に特化した情報を持ち、ニュース情報も自動で収集する。さらに、有価証券報告書から新たに出現したキーワードを抽出し、IR資料作成時の情報収集を効率化する。
事例分析機能では、企業のコーポレートアクションに伴う株価変動を分析できる。これは、投資家にとって重要なデータとなる。
両サービスの概要
WizLabo Library
宝印刷が提供する「WizLabo Library」は、適時開示情報や法定開示情報を企業のIRサイトに自動反映するサービスだ。これにより、担当者の負担を軽減し、正確な情報開示を実現している。任意の資料やお知らせも簡単に管理できる点も魅力である。
Hooolders Analytics
一方、Figuroutが提供する「Hooolders Analytics」は、企業向けのSaaSであり、IR活動における企業価値の可視化を実現するプラットフォームだ。このサービスは、株価や出来高のス迅速な把握、IR施策の効果測定、自社や競合の分析に役立つ。
会社概要
宝印刷株式会社
- - 所在地:東京都豊島区高田三丁目28–8
- - 設立:2019年12月2日
- - 代表者:白井恒太
- - 事業内容:情報開示支援
- - URL:宝印刷株式会社
株式会社Figurout
- - 所在地:東京都千代田区神田駿河台4-2-5
- - 設立:2021年10月
- - 代表者:中村研太
- - 事業内容:IR関係のDXサービス
- - URL:株式会社Figurout
この新たな連携により、情報開示の効率化と企業価値の向上が期待される。今後の展開が楽しみである。