「IchigoJam」10周年記念
2024-04-01 10:00:04

福井発のこども向けパソコン「IchigoJam」が10周年を迎えオープンソース化

福井発こどもパソコン「IchigoJam」の10年の歩み



2024年4月1日、こども向けプログラミングツール「IchigoJam」とそのプログラミング言語「IchigoJam BASIC」が誕生10周年を迎えます。この10年間で、IchigoJamは84,538台が販売され、「すべてのこどもたちにプログラミングの機会を提供する」という理念のもと、全国で96のサークルが立ち上がりました。また、2024年には「こどもプロコン」に297作品が応募され、教育現場におけるプログラミング教育の普及を支えてきました。

「IchigoJam」は、2014年に福井県鯖江市で誕生し、子どもでも気軽にテキストプログラミングに触れられる環境を提供するため、その設計や機能が吟味されています。特に初めてプログラミングを学ぶ子どもたちに優しい「IchigoJam BASIC」を搭載し、学校やイベントでの使用が促進されました。導入初年度には3,261台が販売され、その後も多くの教育現場で活用されています。

その後の普及活動として、2017年には「ご当地こどもロボコン」が全国で開催されるようになり、来年1月には全国大会が開かれます。さらに、IchigoJamはオープンソース化され、「Sony SPRESENSE」や「Raspberry Pi Pico」向けのプログラミングが可能になるなど、多様なコンピューターに対応できるよう進化を遂げています。

IchigoJamのオープンソース化



10周年を記念し、IchigoJam BASICのソースコードがGitHubで公開されることが発表されました。これにより、プログラミング言語の改変や様々なマイコンへの移植が可能となり、より多くの人々が自分の手でプログラムを作り、楽しむことができるようになります。また、オープンソース化の背景には、プログラミング教育が未だ始まったばかりであるという現状への危機感もあるようです。

教育と産業での活用



IchigoJamは、教育機関におけるプログラミング教育を支えるだけでなく、産業界でもその技術が取り入れられています。学生によって開発された「IchigoJam互換機『SkyBerryJAM』」は、高校生が教える授業で使用され、小中学校でも広まっています。さらに、様々な企業がIchigoJamを使った技術開発を進めており、その実績が積み重なっています。

これからの展望



10年間の歩みを経て、IchigoJamは今後のプログラミング教育における活躍が期待されます。全国各地で「ご当地こどもロボコン」の開催が続く中、これをきっかけにプログラミングに興味を持つ子どもたちが増えることが望まれています。

IchigoJamは、これからもすべての子どもたちがプログラミングに親しむことができるよう、さらなる発展を目指します。

会社情報

会社名
株式会社B Inc.
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷5-23-5代々木イースト4階
電話番号
03-6685-2431

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