孤独対策の新展開
2024-11-05 15:26:44

孤独・孤立対策を進めるクロスフィールズの新展開

NPO法人クロスフィールズの新たな取り組み



NPO法人クロスフィールズは、孤独と孤立の問題に対処するための取り組みを加速しています。本年度からは、石川県金沢市を拠点に、地域の広域避難者に対する支援事業を開始しました。この事業は、内閣府が実施する地域における孤独・孤立対策に関する取り組みの一環であり、特に能登半島地震の影響を受けた避難者たちが直面する課題に焦点を当てています。

クロスフィールズは「課題の現場に資源をおくり、ともに解決策をつくる」をミッションとしており、企業やNPOとのネットワークを生かして社会課題の解決に挑んでいます。2022年から「孤独・孤立の予防」を主要な活動指針として掲げ、様々なパートナーとの協働による調査や実証実験を行っています。

能登半島地震とその影響



2024年1月に発生した能登半島地震により、金沢市内に避難している人々は多く、特に高齢者の孤独感が問題視されています。これを受けて、クロスフィールズは2024年3月にこども食堂との連携を開始し、二次避難者の心の支えとなる取り組みを展開しています。こども食堂を通じて、食事提供や地域住民との交流、新たな情報の共有を行い、参加者の不安を軽減することを目指しています。

独自の社会的処方



新たに始まるこの事業は、孤独や孤立が深刻な広域避難者に向けたコミュニティ形成を目的としています。地域住民との繋がりを強化し、互助の仕組みを拡充することを目指し、社会的処方という新しいアプローチを取り入れています。この方法では、ひとりひとりが地域活動に参加する機会を提供し、自らの状況を改善することができるようになっています。

市民リンクワーカーと呼ばれる人々が中心となり、避難者の交流機会を創出する役割を担います。これにより、広域避難者たちが互いに支え合い、地域において安心して新しいつながりを持つことが期待されています。市民リンクワーカーは、コミュニティ活動を通じて、参加者たちの孤立感を緩和し、地域資源と繋がる手助けをします。

交流型イベントの開催



10月に行われた落語をテーマにしたイベントでは、50名の参加者が集まりました。参加者からは「震災以来久々に笑うことができた」との声があり、孤独感の軽減に繋がったと考えられます。このようなイベントは、地域における新たな交流の場を創出し、地域住民と広域避難者との絆を深める大切な機会となるでしょう。

今後もクロスフィールズは、孤独・孤立対策に向けて、NPOや企業、行政が協力し合うクロスセクター連携を進めていく予定です。地域でのつながりを形成することで、誰もが安心して生き生きとした生活を送れる社会を目指しています。これらの取り組みや詳細については、公式ウェブサイトで確認できます。


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会社情報

会社名
NPO法人クロスフィールズ
住所
東京都品川区西五反田3-8-3町原ビル4F
電話番号
03-6417-4804

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