株式会社Tellus、宇宙戦略基金への参加
株式会社Tellusは、東京都新宿区に本社を置く企業で、最新の宇宙技術を利用したプロジェクトに取り組んでいます。この度、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主導する「衛星データ利用システム海外実証」のキックオフミーティングに参加し、2025年から始まる研究活動をスタートさせました。
技術開発の背景と目標
このプロジェクトは、JAXAが提唱した衛星データを海外で活用するためのシステムを開発し、その実証基盤を整備することを目的としています。一般財団法人日本フォーラムが主導するこのプロジェクトは、2025年に向けて衛星データと地上データ、AI、機械学習、ビッグデータ、IoTを駆使し、グローバル市場において実用的なソリューションを提供することを目指しています。
具体的には、アジア太平洋地域の重点国であるタイ、ベトナム、インドネシアにおいて、現地のニーズに合わせた持続可能な開発を推進します。当社は、基盤整備に関する重要な役割を果たし、現地のビジネスパートナーとの共創を通じて、持続可能な市場の拡大を見据えています。
多角的な取り組みと実施計画
本プロジェクトでは、現地の拠点設立やコーディネーターの整備、宇宙政策への働きかけなど、多岐にわたる活動を行います。また、アウトリーチ活動やキャパシティビルディングを通じて、現地企業と連携を強化し、新たな事業機会の創出を図ります。目指すは、数十億から数百億円規模の新しいビジネスチャンスを3〜5件生むことです。
このような協力により、APAC地域のさまざまなステークホルダーと連携し、より効果的な衛星データの利用を目指します。
Tellusの未来に向けた展望
Tellusは、プロジェクトを通じてアジア太平洋地域での衛星データの利用ニーズが急増していることを受け、プラットフォームの展開を促進します。AIと衛星データの融合により、新しい解決策を提供し、この分野におけるリーダーシップを確立することを目指しています。
終わりに
株式会社Tellusは、日本発の衛星データプラットフォームの開発・運用を行い、企業や研究機関に対するデータの活用環境を整えています。宇宙戦略基金を活用したこの取り組みは、今後の展開に大きな影響を与えることとなるでしょう。経済産業省の支援も受けており、今後の成功が期待されています。私たちは、このプロジェクトを契機に、さらなる技術開発と成長を遂げていきます。