藤野英人氏が日本成長戦略会議における役割を担う
レオス・キャピタルワークス株式会社の代表取締役社長である藤野英人氏が、2026年1月に始動する日本成長戦略会議のスタートアップ政策推進分科会の委員に就任することが発表されました。この分科会は、高市内閣の主導により、日本の成長戦略を具体化するために設立され、スタートアップの育成や支援に特化した取り組みを行う予定です。
日本成長戦略会議の概要
日本成長戦略会議は、高市内閣が掲げる国家戦略の実現を目指す重要な組織です。会議の中では、人工知能(AI)や半導体、エネルギー安全保障、さらには防衛産業を含む17の分野が「危機管理投資」や「成長投資」の観点から位置づけられています。これに加え、スタートアップを含めた8つの重点テーマについての議論も進められる予定です。
藤野氏は、「このたび日本成長戦略会議のスタートアップ政策推進分科会の委員を任命され、大変光栄」とし、その主な取り組みとしてスタートアップのスケールアップ、ディープテック・スタートアップの支援、および地域経済を支えるスタートアップの創出や育成に尽力する考えを示しました。
藤野英人氏の経歴と専門性
藤野氏は、過去30年以上にわたるファンドマネージャーとしての経験を有します。彼は、野村投資顧問やゴールドマン・サックスなどの大手金融機関での経歴を経て、2003年にレオス・キャピタルワークスを設立しました。特に中小型株や成長株の運用においては豊富な経験を持ち、その知識や見識は日本のスタートアップの育成にとって大きな価値をもたらすと期待されます。
実際、藤野氏は自らも起業家としての経験を持ち、投資を受ける側の視点からも新たな知見を提供することができるでしょう。
日本経済の持続可能な成長に向けて
「日本が持続的に成長していくためには、スタートアップの育成が不可欠です」と語る藤野氏。彼は自身の経験を活かしつつ、さまざまな視点や新たな発想を取り入れて、日本発のスタートアップの成長を促進するために、積極的に提言を行う意向を示しています。
また、藤野氏はYouTubeチャンネル「お金のまなびば!」を通じて投資教育にも力を入れており、東京理科大学や叡啓大学などでの教鞭を執るなど、教育面でも多大な貢献をもうたらしています。
まとめ
藤野英人氏の委員就任は、日本のスタートアップエコシステムにとって新たな起爆剤となるでしょう。レオス・キャピタルワークスの理念に基づき、資本市場を通じて社会貢献を果たすための施策がどのように展開されるのか、今後の動きに注目が集まります。