日中韓港湾関係者が連携強化!安全と発展に向けた知見を共有 - 第24回北東アジア港湾局長会議&シンポジウム開催

日中韓が連携し、安全で持続可能な港湾を目指して - 第24回北東アジア港湾局長会議&シンポジウム報告



2024年10月30日、中国河北省秦皇島市にて、第24回北東アジア港湾局長会議が開催されました。この会議は、日中韓の港湾関係者が集まり、港湾の安全確保、効率性向上、そして持続可能な発展に向けた課題や対策について議論する重要な場です。

会議では、各国の代表がそれぞれの国の取り組みについて発表を行い、活発な意見交換が行われました。日本の安部賢大臣官房技術参事官は、被災港湾の復旧に向けた対応事例や、活用された制度について詳細に説明しました。

会議の最後には、次回の第25回北東アジア港湾局長会議を2025年に日本の青森県で開催することで合意されました。これは、日本が港湾分野における国際的な連携を強化し、地域の発展に貢献していくという強い意志を示すものです。

会議の前日には、作業部会が開催され、共同研究の進捗状況が報告されました。日本の出席者は、クルーズ振興に関する三ヶ国の連携状況について報告を行い、港湾における気候変動対策を来年度以降の新たな研究テーマとして提案しました。

10月31日には、中国交通運輸部主催、三ヶ国の港湾協会の共催により、第24回北東アジア港湾シンポジウムが開催されました。このシンポジウムには、日中韓の官民の港湾関係者約230名が参加し、日本の情報技術を活用した安全対策の取り組みについて発表が行われました。

シンポジウムでは、日本の(一社)埋立浚渫協会の陶山健太専門委員が「DX Applications in Port Construction」、(一社)港湾荷役システム協会の野口仁志審議役が「Safety Measures Utilizing Information Technology in Port Cargo Handling Machinery and Systems」と題して、それぞれ最新の技術や事例を紹介しました。発表後には、参加者との活発な意見交換が行われ、情報共有が促進されました。

今回の会議とシンポジウムは、日中韓の港湾関係者にとって、互いの現状や課題を理解し、連携を強化するための貴重な機会となりました。今後も、三ヶ国は協力して、安全で持続可能な港湾の構築を目指していくことでしょう。

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