大成株式会社の新商品「T-Bubble」の導入報告
最近、大成株式会社が新たに開発した商品、「T-Bubble」が河合塾千種校に導入されました。この取り組みは、東海エリアにおいて初めてとなる注目のプロジェクトです。大成株式会社は名古屋市に本社を構え、ビルメンテナンス業などを手がける企業で、また、株式会社シバタが提供するノズル型ウルトラファインバブル発生装置「シバタエンジン」を用いることで、「T-Bubble」の性能を最大限に引き出しています。
「T-Bubble」の役割と特性
「T-Bubble」は、ウルトラファインバブルの特性を活かし、日常のトイレ清掃において効率化を図ることを目的とした製品です。この製品は、トイレ掃除の回数を減らし、その結果としてコストの削減を可能にします。具体的には、建物全体の水をウルトラファインバブル水(UFB水)に変えることで、流れる水により洗浄効果を得る仕組みです。
清掃コストの削減
具体的には、トイレの洗浄においてウルトラファインバブルが微細な泡として働きかけ、汚れに対して入り込み、流し去ることができます。このため、従来の洗剤を使った清掃の頻度が下がり、結果として清掃時間や人件費、使用する水や洗剤のコストを大幅に削減できます。また、これは単にコストに留まらず、業務の効率化にも寄与します。
工事は約3日で完了
「T-Bubble」の導入は、スムーズに行える点も魅力の一つです。必要な工事は、大規模なものではなく、約3日間で完了します。具体的には、建物の貯水タンクにUFB発生エンジンと加圧ポンプを取り付けるだけで、システムを利用することが可能です。この容易な導入プロセスは、大成にとっても河合塾にとっても大きな利点です。
環境への配慮
さらに、清掃回数の削減は環境に優しい点でも評価されています。特に水や洗剤の使用量が減少することで、SDGs(持続可能な開発目標)に配慮したビルとしての付加価値を高めることができるため、入居者満足度の向上にもつながります。
導入ビルの概要
この新商品が導入された河合塾千種校は、愛知県名古屋市千種区に位置し、2021年に竣工した地上8階、地下1階のビルです。ビルの清掃という新たな領域においても、T-Bubbleはその効果を発揮し、これからのトイレ清掃のスタンダードを切り拓く存在となるでしょう。
ノズル型ウルトラファインバブル発生装置「シバタエンジン」
「T-Bubble」の背後には、株式会社シバタが開発したウルトラファインバブル発生装置「シバタエンジン」があります。この装置は、配管に接続するだけで瞬時にウルトラファインバブル水を生成し、その濃度を高める循環生成が可能です。このナノサイズの泡は、水の洗浄力を飛躍的に向上させる効果があります。
まとめ
大成の「T-Bubble」は、河合塾千種校での導入を皮切りに、今後もさまざまな施設に展開されることが期待されます。清掃の効率化とコスト削減を両立させる新たな取り組みが進むことで、業界全体に新たな波を起こすことになるでしょう。