YouTube「バキ童チャンネル」発の官能小説辞典が重版決定！

近年、YouTubeの勢いが止まらない中、特に人気を集めているのが「バキ童チャンネル」です。183万人もの登録者を抱えるこのチャンネルが、官能小説の名著『官能小説「絶頂」表現用語用例辞典』の売上を一気に押し上げたというニュースが飛び込んできました。2025年2月には、同書の重版が即決定され、その背景にはこのチャンネルで配信されたゲーム動画が影響を与えたことがありました。

スポンサーとしての存在感

動画「オトナの小説で最強の『絶頂する表現』を選んでバトルしようぜ」では、視聴者が楽しむために、この辞典を元にした「官能小説絶頂表現バトル」が展開されました。視聴者たちが本書に掲載されている言葉を真剣に選び、その最強の表現を探し出すというシンプルながらも非常に好奇心を刺激する形式は、瞬く間に人気を博し、50万回以上の再生回数を突破しました。

あっという間の在庫切れ

この動画の反響により、在庫は瞬時に完売し、河出書房新社は重版を余儀なくされました。『官能小説「絶頂」表現用語用例辞典』は、半世紀以上にわたって官能小説を研究してきた永田守弘氏による厳選された作品です。2008年の発売以来、読み続けられているロングセラーで、官能文学の重要な書としての地位を確立しています。

書籍には、1947例もの用例が収められており、「姿態」「しぐさ」「交歓」「浮遊」といった多彩なジャンルにわたる官能表現が含まれています。この本は、ただの辞典ではなく、官能文学における言語表現の豊かさを堪能できる貴重な一冊です。

特別コラボ帯が登場

重版を記念して、バキ童チャンネルとのコラボ帯が特別に設けられます。この帯には動画のQRコードが付いており、購入者はすぐに「官能小説絶頂表現バトル」を体験することができます。このコラボ帯付き特別バージョンは、3月下旬に全国書店で販売される予定で、品切れの場合でも予約が可能です。

また、このたびは姉妹編である『官能小説「擬声語・擬態語」用例辞典』にも同様のコラボ帯が付けられることが発表され、多方面での影響を与えています。この姉妹編も河出書房新社の流行を受けた作品で、官能小説におけるさらなる表現力を探求する一助となるでしょう。