株式会社ビズリーチが提供するOB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」は、社員のプロフィール情報作成の手間を軽減する新機能、AIによる「プロフィール自動生成機能」を発表しました。この機能により、業務内容や身についたスキルの情報をAIが自動的に生成し、時間をかけずに充実したプロフィールが作成できます。これにより、学生が求める具体的な情報を提供することが可能になります。
近年、学生は企業選びの際に、どのように働きたいかや実際に働く社員の情報を重視する傾向があり、職場のリアルな情報を得るためにOB/OG訪問の重要性が増しています。売り手市場が続く中、学生は複数の企業から内定を得て、企業理解を深めるために社員との直接の対話を重視しています。また、社員訪問を通じて企業に対する志望度が高まることも見逃せないポイントです。実際に、北海道大学との共同調査によると、社員訪問を行った学生はその企業への志望度が高まる傾向にあることが明らかになっています。
しかし、社員からの訪問依頼を増やすためには、十分に充実したプロフィールが必要不可欠です。ビズリーチ・キャンパスの調査でも、経歴が400文字以上の社員から訪問依頼が1.3倍多くなることが示されました。このことから、プロフィールの内容が学生の訪問依頼に大きく影響することがわかります。
ただし、新卒採用活動においては忙しいビジネスパーソンが長文を作成するのは大きな負担が伴います。そのため、ビズリーチ・キャンパスではAIを使って社員の負荷を軽減し、400文字以上の経歴文を最短30秒で生成できる機能を提供しました。業種や職種に関するキーワードを選択するだけで、社員プロフィールが簡単に作成できるのです。
この新機能の特長は、生成された経歴文が学生にもわかりやすい表現である点です。専門用語や社内用語を避けることで、より多くの学生に理解してもらえることを目指しています。このように充実した情報が学生からの訪問依頼を後押しし、学生とのコミュニケーションを通じて企業の理解を促進します。
ビズリーチ・キャンパスは、OB/OG訪問のプラットフォームとして、オンラインでの訪問依頼から実施までを行えるサービスを特徴とし、大学ごとの専用サイトも用意されています。学生は入社先企業の先輩たちと気軽に会話し、業界のリアルを学ぶことで、自身のキャリアパスを描く手助けになります。このように、社員訪問を通じて相互理解が進めば、学生の企業への志望度が高まり、より良い人材のマッチングが期待できるでしょう。
今後、ビズリーチ・キャンパスはこの新機能を活用して、学生が「期待」と「覚悟」を持ってキャリア選択を行える環境づくりをサポートするとしています。実際の業務を通じてキャリアのヒントを得たい学生にとって、AIを駆使したこの新機能は強力な武器となることでしょう。