マイボトル洗浄機導入の背景
三菱地所プロパティマネジメント株式会社(以下「地所PM」と称す)と象印マホービン株式会社(以下「象印」)は、最近、執務室内での廃棄物削減を推進する取り組みを開始しました。この取り組みの一環として、象印が大阪・関西万博で披露したマイボトル洗浄機を地所PMの本社エリア(丸の内仲通りビル、丸の内二丁目ビル)及び新大手町ビル事務所に導入することが決定しました。
この取り組みは、万博での持続可能なレガシーを継承する狙いがあります。そして、ペーパーカップからマイボトルへの利用シフトを促進することで、廃棄物削減を図るだけでなく、社員の環境意識を高め、行動を変容させることが目指されています。
地所PMのサステナビリティへの取り組み
地所PMは、三菱地所グループが掲げる長期経営計画2030において、持続可能性に関する4つの重要テーマの一つとして、地球環境に関連するテーマを取り扱っています。このテーマのもと、廃棄物再利用率の向上や廃棄物リサイクル率の増加に向け、排出量削減に注力しています。特に、社員の意識を高めるために様々な施策を展開しています。
たとえば、15分別に対応したゴミステーションを設置したり、意識啓発のためのキャンペーンを実施したり、社員を対象にESGに関するセミナーを開催するなどしています。特に、本社エリア及び新大手町ビル事務所での使用済紙コップの回収・リサイクルでは、2024年度には約243.5kg、2025年度にはさらに約394.5kgの使用済み紙コップの回収を目指しています。
マイボトル洗浄機の効果
導入される象印製のマイボトル洗浄機は、これまでの取り組みをさらに発展させるものとして期待されます。2025年度下期以降には、この洗浄機の運用が開始される予定で、希望する社員にはマイボトルが配布されることになります。また廃棄物の分別を視覚化し、廃棄物セミナーも行うことにより、社員一人ひとりの意識改善と行動変容を推進します。
この結果、日常的に廃棄物を再利用する割合の向上や、廃棄物削減が実現されるでしょう。特に、一人ひとりが環境に配慮した行動を取り入れることによって、社員の意識が変わることは大きな成果となると見込まれています。
持続可能なまちづくりの未来
地所PMは、今後も「ひとまちアンバサダー」と呼ばれる社員が中心となり、まちやビル、施設を利用する方々へのおもてなしを行いながら、ライフスタイルの変化に対応した多様なサービスを展開していく方針です。このような取り組みを通じて、安全で安心、快適に過ごせる持続可能なまちの実現を目指しています。
「ひとまち」という概念は、私たちの行動や取り組みにおける共通のシンボルとなり、地域社会や顧客への想いを形にするものです。地所PMは、持続可能なまちづくりを共創するために、さまざまなステークホルダーと連携し、環境意識の向上に努めていきます。