銀座三越で迎える本和菓衆、第12回目の開催
2024年11月27日(水)から12月3日(火)まで、銀座三越本館地下2階のGINZAステージにて、全国の老舗和菓子店が集うイベント「本和菓衆」が開催されます。今回で12回目となる本イベントは、和菓子文化の活性化を目指し、自由な発想を持つ若旦那たちが新たな創作を発表する場となっています。
新作和菓子の楽しみ
「本和菓衆」では、伝統的製法や材料に囚われず、各店の創造的な魂が注がれた新作が登場します。出展するのは8つのブランドで、会場初登場のラインアップにも期待が高まります。以下、一部の和菓子をご紹介します。
菓子舗 間瀬
新たに参加した「菓子舗 間瀬」は、明治5年創業の老舗で、新作「じゆうにひとえ」を発表します。これは、ラズベリーが包まれた生クリームと練乳のあんこを含む上生菓子で、酸味と甘さのハーモニーが特徴です。また、柚子香る浮島生地にクリームチーズを流し込んだ「柚重」も見逃せません。
きよめ餅総本家
名古屋の老舗、きよめ餅総本家は、しっとりした食感が楽しめる新作蒸し菓子「風楽」を発表。伊勢芋を使ったことで日持ちが短くなるリスクを承知で、風味を重視したそのこだわりは、まさに職人の証です。
乃し梅本舗 佐藤屋
203年の歴史を持つ「乃し梅本舗 佐藤屋」では、ビールを使用した斬新なわらび餅「本わらび餅 ひょうげ」を提案。コシと柔らかさを併せ持つ食感が特徴で、ビールのスパイシーさとの相性も抜群です。
御菓子司 彩雲堂
松江の老舗「御菓子司 彩雲堂」では、松平不昧公の茶席和菓子の進化形「よもぎ若草」を披露。本物のよもぎ粉を使用した、もっちりとした食感がたまりません。
龜屋
埼玉の「龜屋」からは、かわいらしい猫型のもなか「たまのもなか」が登場し、Wあんこの絶妙なバランスを楽しむことができます。
深川屋陸奥大掾
江戸時代から続く「深川屋陸奥大掾」の新作「幸せのシュトーレン関の戸レモン」は、レモン風味の生地にこしあんを包み込んでおり、上品な甘さが広がります。
田中屋せんべい総本家
伝統的なせんべいを進化させた「はずむまつほ」は、みそにナッツの風味と甘さの絶妙なマリアージュを提供し、食感もクセになる一品に仕上がっています。
平治煎餅本店
最後に、三重県で創業した「平治煎餅本店」では、チョコレートをかけたストロベリー味の煎餅が登場し、フルーティーな味わいで新たな和菓子の楽しさを提供します。
本和菓衆の位置づけ
本和菓衆は2013年に結成され、若旦那たちが自由な発想を基に新しい和菓子を作り出すチームです。「和菓子をもっと身近に、楽しんでもらいたい」という理念の下、伝統を守りながらも新たな挑戦を続けています。この機会にぜひ、老舗和菓子店の新作を体験しに足を運んでみてはいかがでしょうか。
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