グッドニュース、Careermapの成長を支える2.7億円の資金調達を実施

グッドニュースが2.7億円の資金調達を実施

株式会社グッドニュースが、運営する専門職向け就活アプリ「Careermap」の成長を加速させるため、2.7億円の第三者割当増資を行いました。この資金調達は、国内外のベンチャーキャピタルなどからの引受を得て、今後の事業展開に多大な影響を与えると期待されています。

資金調達の詳細

今回の資金調達に参加したのは、既存のSMBCベンチャーキャピタル、K&Pパートナーズ、みずほキャピタルに加え、新たに池田泉州キャピタル、GO-ON、福留大士氏といった新しいパートナーも参画しました。これにより、グッドニュースはより多様な視点からの支援を受けることができ、事業成長を加速させる環境が整いました。

Careermapの成長と役割

「Careermap」は、専門学校の職業教育と就職指導をデジタル化し、全国約160校に導入されています。これまで、求人票は紙やPDF形式で提供されており、学生にとっては情報の入手が難しく、企業とのミスマッチが生じることも少なくありませんでした。しかし、Careermapの導入により、こうした課題が少しずつ解消されています。具体的には、学生の学習意欲や就業意欲の向上が図られることで、中途退学率や早期離職率の改善が実現しています。

資金調達の目的と展望

グッドニュースの代表取締役社長、杉岡充敏氏は、「すべての人がともにイキイキとはたらく未来を創る」という理念のもと、今回の資金調達により専門職に必要な人材の供給を強化することを目指しています。具体的には、施工管理技士、設計士、ITエンジニア、調理師、柔道整復師といった分野の教育環境を最適化するプラットフォームの構築を進め、さらにサービスの機能開発やセキュリティ強化を図ります。

支援者の期待

資金調達を行った企業の関係者たちは、Careermapが持つ社会的意義や潜在能力を高く評価しています。池田泉州キャピタルの金谷直紀氏は、専門職の人手不足やジョブ型働き方の進展を背景に、「Careermap」が学生の就活DXによる採用のミスマッチ削減や学習・就業意欲の向上に貢献しているとコメントしています。また、SMBCベンチャーキャピタルの池田一生氏は、「三方良し」を実現するサービスとしての期待を寄せ、自社の成長支援に力を入れる意向を示しています。