江戸時代の謎の漂着物、うつろ舟
江戸時代、享和3年(1803)2月22日に茨城県に漂着したとされる謎の舟、「うつろ舟」の存在が注目されています。この舟は、国立公文書館にて特別展示されることとなり、ぜひその実物をご覧いただきたいと思います。
うつろ舟の詳細
うつろ舟は現在の茨城県神栖市波崎舎利浜に漂着したと言われており、『弘賢随筆』の挿絵ではUFOのような形状で描かれています。この舟の長さは約5.5メートルで、上部はガラス障子で覆われており、底には鉄板がはめ込まれていたと言われています。
舟の中には水と食糧、そして一人の女性が搭乗しており、彼女はおよそ60センチ四方の箱を持っていたとされています。舟内に描かれた謎の記号についても資料には記されており、その内容が未解明であることから、多くの研究者や歴史愛好者の関心を集めています。
『弘賢随筆』とは
『弘賢随筆』は、幕臣として知られる屋代弘賢によって編纂されたもので、多数の雑稿が60冊にまとめられています。この原稿には、彼の友人たちが持ち寄った不思議な出来事や噂が収められており、当時の人々の興味や好奇心を象徴する貴重な資料となっています。
デジタル展示「漂流ものがたり」
国立公文書館では、遠方の方でも楽しめるようにデジタル展示「漂流ものがたり」が公開されています。ここでは、うつろ舟だけでなく、日本に漂着した舟に関する他の記録も紹介。18世紀初頭に三河国に漂着した舟の積荷には、ミニチュアの甲が含まれていたとされ、興味深い歴史的事実がたくさんあります。さらに、漂流する中でアメリカ船に救助されたジョン万次郎やロシアに渡った大黒屋光太夫に関する記録も取り上げられており、日本から異国への漂流の歴史が垣間見ることができます。
詳細を知りたい方は、以下のリンクからデジタル展示をご覧ください。
デジタル展示「漂流ものがたり」
オリジナルグッズの紹介
国立公文書館東京本館1階のショップでは、うつろ舟の図を用いたダブルポケットファイル(A5サイズ)が新商品として登場しています。このファイルは、雑誌でも紹介されており、もはや売れ筋のグッズとなっています。また、郵送販売にも対応しているので、遠方の方でもご購入が可能です。
ショップの詳細やオンライン販売については、以下のリンクをご確認ください。
国立公文書館HPショップページ
展示イベントの詳細
「うつろ舟」の原本展示は、以下の期間で行われます。
- - 開催期間:令和8年2月28日(土)~3月13日(金)
- - 休館日:3月1日(日)、8日(日)
- - 開催地:国立公文書館東京本館常設展示室(〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園3-2)
- - アクセス:東京メトロ東西線竹橋駅下車1b出口より徒歩5分
- - 開催時間:午前9時15分~午後5時00分
この貴重な機会に、江戸時代の不思議な漂着物、うつろ舟とその関連資料をご覧ください。