北海道のキムチ
2021-08-05 14:05:28
北海道の新たな観光名物、キムチに込められた情熱とは
新たな北海道の味、気になるキムチ
北海道千歳市に本拠を置くPABOSが手掛ける「気になるキムチ」。このブランドは、2021年6月にスタートしましたが、その背景には非常にユニークな物語が展開しています。
伝統と革新の巡り合わせ
代表の佐藤智啓さんは、韓国人の祖父から受け継いだレシピを基に、親しみやすく、しかし本格的なキムチを作り出すことを目指しました。家族の食卓で楽しんでいた豊富なバリエーションのキムチ—白菜、カクテキ、オイキムチ、パキムチ—を思い出しつつも、日本人にもマッチする味を追求。これには、日本人の好みを考慮しつつ、韓国のエッセンスを失わないよう工夫を重ねました。
素材へのこだわり
「気になるキムチ」の最大の特長は、厳選された北海道産の海鮮を中心に、韓国の本格的な調味料を使っている点です。特に注目すべきは、切り干し大根を使用していること。これにより、通常の白菜に比べて酸味が軽減され、食感と香りが引き立ちます。この革新的な試みは2021年8月から千歳市の今村農場との協力が実現しており、鮮度と安全性も確保されています。
同時に、食材には北海道産秋鮭、まろやかなアボカドを使用し、保存料や着色料を排除した自然派キムチに仕上げています。
販売戦略のユニークさ
「気になるキムチ」は、実店舗を持たず、公式オンラインショップやキッチンカーを通じて販売されています。また、北海道新千歳空港内のお土産店でも販売が開始され、ふるさと納税の返礼品にも採用されるなど、商品の認知度は着実に高まっています。特に、公式Instagramではキッチンカーの出店情報が随時更新され、顧客とのつながりを強化しています。
今後は、全国の物産展にも参加予定で、さらなる展開が期待されています。
コロナ禍における挑戦
PABOSは、コロナ禍の影響で経営が厳しい飲食店とパートナーシップを組み、共同でキムチの製造を行っています。札幌市のAMERICAN Hamletとの協力により、飲食店内に製造拠点を設け、製造許可も取得。両者の強みを活かし、新たな収入源を確保しています。このような取り組みは、単なる利益追求にとどまらず、地域社会との結束を強化するとともに、新しい価値を創造することを目指しています。
観光産業への新たな視点
佐藤代表は、「これからの観光産業はキムチから始まる」というビジョンを持っています。インバウンド観光事業に従事してきた経験を活かし、訪日外国人に感謝の気持ちを伝える方法として、北海道産の食材を使った新しい料理の数々を商品化していく計画です。第一弾として登場したのがこの「気になるキムチ」。
将来的には、様々な料理を次々に商品化し、「北海道の新しい観光名物」としての地位を築くことを目指しています。北海道の美味しいものを全国、そして世界に発信していくために、気になるキムチはその先駆けとなることでしょう。
気になるキムチの商品詳細や最新情報は、公式サイトやInstagramで随時更新されています。興味を持った方は是非訪れてみてはいかがでしょうか。すでに多くの支持を集めているこのキムチを、あなたもぜひ体験してみてください。
会社情報
- 会社名
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PABOS
- 住所
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- 電話番号
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