施工管理プラットフォーム「Architect Jump」の紹介
株式会社オープンハウス・アーキテクトが自社開発した施工管理アプリ「Architect Jump」とそのウェブ版「Architect Jump Pro」が、不動産事業者に無償提供されることになりました。これは、建築業界の生産性向上や品質の安定化を目指す取り組みの一環です。これまでの経験や取り組みにより、約13%の工期短縮と80%近くの出戻りコスト削減を達成した実績があります。
建築業界の現状とデジタルトランスフォーメーション(DX)
今日の建築業界では、少子高齢化に伴う人手不足が深刻な問題となっています。加えて、未だに電話や紙媒体を使用したアナログなやりとりが主流で、業務の効率が悪化しています。このような現状を打破するために、オープンハウス・アーキテクトは、2021年から「Architect Jump」による施工管理のデジタル化を積極的に進めています。
このプラットフォームは、実際の建築現場の声を反映させた開発が行われており、リアルタイムでの進捗情報の共有やタスクの管理を容易にしています。これにより、異なる関係者間での情報のバラツキを減少させ、業務の属人化を防ぐことが可能となっています。
「Architect Jump」の主な機能
「Architect Jump」アプリでは、大工や職人、協力会社、社内メンバー、さらには不動産事業者がリアルタイムで現場情報を共有できる仕組みが整っています。
主な特徴
- - 進捗・工程のリアルタイム共有: これにより、関係者が瞬時に情報を確認でき、ビジネスの意思決定のスピードを向上させます。
- - 一元管理による生産性向上: 大型案件でも、工程や品質をまとめて把握できるため、報告作業の手間が削減され、業務の見える化が進みます。
- - ユーザーフレンドリーな設計: バーチャート形式の工程表示やシンプルなUI、スマートフォン最適化により、誰でも簡単に操作できます。
このプラットフォームの説明動画も公開されており、具体的な機能設計や使い方を視覚的に理解することができる仕組みも整っています。
導入の効果と今後の展望
これまでの活用によって、施工チームは2025年までに13%の工期短縮を実現し、情報共有の密度を高めることで、コストも約80%削減しました。この取り組みを広げることにより、建築請負を受け持つ法人顧客にとっても、リアルタイムで情報を共有できる環境が整います。これにより、業界全体の生産性向上と品質の安定化が期待されます。
今後は、注文住宅を依頼するお客様の体験向上にも対応していく考えで、建築業界のデジタライゼーションをさらに進めていく予定です。
会社概要
株式会社オープンハウス・アーキテクトは、首都圏から九州まで幅広く事業を展開している建築企業です。法人向けの木造建築から、RC造のマンション、個人向けの注文住宅まで、多様なニーズに応える体制が整っています。高い専門技術と堅牢な管理体制を持ち、徹底したコスト管理を行いながら高品質な住宅を適正価格で提供しています。
「建築に、革新を。」というミッションを掲げ、家づくりを通じて社会をより良いものにしていくことを目指しています。
詳しい情報は、公式ウェブサイトをご確認ください。
株式会社オープンハウス・アーキテクト