エイトノットが資金調達成功
2024-10-15 22:32:34

船の自動運転を推進する株式会社エイトノット、5.7億円の資金調達を完了

船の自動運転を実現する株式会社エイトノット



大阪府堺市に本社を構える株式会社エイトノットは、2024年9月にプレシリーズAラウンドにおいて総額5.7億円の資金調達を完了しました。この資金は、同社が開発する小型船舶向け自律航行プラットフォーム「エイトノット AI CAPTAIN」の機能強化および事業拡大に向けた開発チームの強化に充てられます。

エイトノットは、ロボティクスとAIを活用した自律航行技術を開発しており、特に小型船舶に注目しています。今回の資金調達により、チームを増強し、国内外の市場に向けた販売体制を拡充するほか、レトロフィット事業を通じて自律航行技術を幅広く実装していくことが期待されています。

資金調達の詳細


今回のラウンドでのリード投資家には、Spiral Innovation Partnersが運営する「ゆうちょ Spiral Regional Innovation 1号投資事業有限責任組合」が名を連ねています。新規投資家として伊藤忠テクノロジーベンチャーズやQBキャピタル、株式会社オリエンタルランド・イノベーションズなど、多くの企業が参加しました。これにより、エイトノットの累計調達額は7.6億円に達しました。

事業拡大に向けた取り組み


資金調達の目的としては、以下の方針が挙げられています。
  • - 製品機能の強化:顧客のニーズに対応し、より高機能なプラットフォームを提供する。
  • - 販売体制の拡充:販売チームの強化を図り、国内外の市場へのアプローチを強化する。
  • - ソリューション事業の展開:蓄積されたノウハウを基に、国内外のエンジンメーカーや造船所へのソフトウェア提供を進めていく。

さらに、エイトノットではロボティクスおよびAIに精通したエンジニアの採用活動を進めつつ、海外市場の開拓にも力を入れています。そして、コーポレートチームや広報戦略の強化にも取り組む方針です。

投資家のコメント


参加した投資家からも注目のコメントが寄せられています。

  • - Spiral Innovation Partnersの鎌田和博氏は、エイトノットが地方交通インフラの課題解決に貢献することに期待を寄せており、同社の成長を全力でサポートしていく姿勢を強調しました。
  • - 伊藤忠テクノロジーベンチャーズの小川剛氏は、エイトノットが多様な船舶に対応できる自律航行プラットフォームを提供する能力に注目し、グローバル展開を目指す意義について熱く語りました。

このように、多くの投資家がエイトノットの技術やビジョンに注目し、支援の意思を表明しています。

社会課題の解決に貢献


エイトノットは、自律航行技術を用いて海運業界が抱える船員不足や交通インフラの課題に挑むことを目指しており、その実現には多大な期待が寄せられています。同社が推進する「海のDX」や「船舶のロボット化」は、今後の水上モビリティ社会を支える基盤となることでしょう。

結論


今回の資金調達を受けて、エイトノットはさらなる成長と技術の進化を遂げることが期待されています。この分野でのイノベーションを通じて、社会的課題の解決へと導く彼らの取り組みに、ぜひ注目していきましょう。


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会社情報

会社名
株式会社エイトノット
住所
大阪府堺市北区長曽根町130番地42 S-Cube本館313号室
電話番号

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