海事関係功労者表彰
2024-07-23 16:55:33

海上技術安全研究所が海事関係功労者表彰を受賞!AUVの革新技術に注目

海上技術安全研究所が受賞!



国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所(海技研)の複数AUV隊列制御実装チームが、令和6年「海の日」海事関係功労者国土交通大臣表彰を受賞しました。この表彰は、日本の海事分野で特に顕著な功績を挙げた個人や団体を称えるもので、当チームの功績が高く評価されたことを示しています。

受賞の背景とチームの概要



この受賞チームは、海上技術安全研究所の金岡秀次世代海洋無人機プロジェクトチーム長や、藤原敏文研究統括監を含むメンバーによって構成されています。彼らは、複数のAUV(自律型無人潜水機)を同時に運用し、高効率かつ高精度な海底調査を実現する研究に取り組んでいます。

これまでも海技研は、費用対効果を向上させるための方法を追求し、これに貢献する成果を上げてきました。


複数AUV隊列制御技術の開発



受賞の功績として評価されたのは、複数AUV隊列制御技術の開発です。この技術は、AUV同士が相互に連携しながら行動することで、海底調査の安全性と信頼性を高めることを可能にします。特に、動的ウェイポイント誘導と基本隊列制御の手法を取り入れたことで、各AUVの位置を最適に調整しながら情報を収集できる点が特徴です。

さまざまな環境での実証試験



この技術は、さまざまなAUVやASV(自律型洋上中継機)に適応可能な汎用性を誇り、実海域での試験を通じてその有効性が確認されています。特に、異なる設計思想や開発主体を持つ複数のAUVを組み合わせて実施した統一データ収集方法が評価され、将来的には商業化が見込まれています。

専門家の声と今後の展望



海上技術安全研究所は、近年の海洋資源の持続可能利用や海洋環境の保護を視野に入れた研究開発を推進しています。今回の受賞を機に、マスコミや一般市民の関心が高まることで、さらなる技術の普及と応用が期待されます。また、海洋資源探査や環境モニタリングへの応用が進むことで、当該技術による社会貢献が益々増していくでしょう。

受賞を祝う祝賀会



受賞を祝う特別なイベントも開催され、関係者の皆様が集まり、功績を称え合いました。この受賞は、研究チームにとっても大きな励みとなり、今後さらなる技術の発展に寄与することが期待されています。このように、国の海事技術の向上に貢献する研究開発が行われています。

お問い合わせ


なお、海上技術安全研究所に関する詳細な情報やご質問がある場合は、下記の連絡先までお問い合わせください。




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会社情報

会社名
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所
住所
東京都三鷹市新川6丁目38番1
電話番号
0422-41-3013

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