株式会社Zrek、ディープテック・ドイツミッションに採択
東京都渋谷区を本拠地とする株式会社Zrek(ゼレック)は、製造業向けのフィジカルAIを開発する企業です。このたび、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)横浜が主催する「ディープテック・ドイツミッション」に採択され、報告会を実施しました。このプログラムの採択を契機に、ZREKはドイツを拠点とした欧州での顧客開拓と協業を本格化させることになりました。
ディープテック・ドイツミッションの意義
「ディープテック・ドイツミッション」は、日本のスタートアップが欧州市場に進出する際の支援を目的としたプログラムです。参加企業は現地での視察や学習活動を通じて、必要な知見やネットワークを獲得し、市場理解を深めることが求められます。ZREKはミュンヘンでの施設見学および、欧州最大級のスタートアップカンファレンス「Bits & Pretzels」に参加し、業界の多様なステークホルダーとのネットワーキングを行いました。
欧州市場での可能性を探る
ZREKは、2025年に開催される「Bits & Pretzels」に参加することで、製造業界が直面する課題に取り組む姿勢を強化しました。特に、人口減少による労働力不足を解決するためにラボオートメーションや協働ロボットを活用した生産性の向上を目指し、欧州の企業や研究者との問題意識を共有する貴重な機会となりました。
成果報告と今後の展望
ZREKは10月15日に開催されるTECH HUB YOKOHAMAの成果報告イベントにも参加します。プログラムを通じて得た経験をもとに、同社のCOOであり事業開発担当の江口遼馬氏は、「ジェトロ横浜様やPlug and Play Japan様の支援を受け、多くのステークホルダーとネットワークを構築できたことを非常に嬉しく思っています。特に、ミュンヘン周辺の製造業の産業基盤に接することで、当社の技術がいかに貢献できるかを実感しました」とコメントしています。
自律製造を目指して
今後、ZREKは宇宙や月面での自律製造という新たな視点を通じてAIとロボティクスによる生産現場の自動化を推進します。特にドイツ市場を見据え、安全制御技術やソフトウェアとハードウェアを統合したソリューションの強化に努め、自律性と生産性の高い工場の実現に寄与する製品群の提供を目指すとしています。
会社概要
株式会社Zrek(ゼレック)
- - 【代表者】社長:今村優希
- - 【所在地】渋谷区神南、川崎市幸区、名古屋市昭和区
- - 【事業内容】ロボットシステムの開発、導入、研究開発
- - 【設立】2021年4月
- - 【従業員】12名(業務委託含む)
- - 【公式HP】Zrek公式サイト
ZREKは、デザイナーやエンジニアを含む多様な職種での人材募集を行っています。興味を持たれた方は、ぜひ公式ウェブサイトからお問い合わせください。