株式会社TOMOCLOUDが非侵襲生体イメージング機器の開発を進める中、シードラウンドで5000万円の資金調達を行ったことが発表されました。これは、千葉大学発のスタートアップである同社が、医療分野に新たな視点をもたらすための重要な一歩です。
本資金調達は、UntroD Capital Japanが運営する「リアルテックファンド4号投資事業有限責任組合」を引受先とする第三者割当増資によるものです。TOMOCLOUDは、最新の電気インピーダンストモグラフィ(EIT)技術を駆使し、全ての人が自分らしく健康的な生活を送る社会の実現を目指しています。
同社の開発する技術は、特にリンパ浮腫などの「むくみ」の早期発見やモニタリングに役立つことが期待されています。将来的には、医療、ヘルスケア、さらには介護の分野においても複数の疾患や部位の可視化を実現するプラットフォームの構築を目指しています。
資金の使途としては、製品開発の加速とProof of Concept(POC)取得を中心に、ハードウェア、アルゴリズム、アプリケーションの各分野での進展が含まれています。また、事業開発、プロダクトマネジメント(PdM)、マーケティング領域での人材強化も進めており、これにより同社の体制を一層強化する予定です。
品質マネジメント体制の整備も重点課題とし、設計や製造プロセスの文書化などを進めていくことで、製品の信頼性を高める狙いです。
さらに、TOMOCLOUDでは、共に未来を創造する仲間を募集しており、詳細は公式ホームページに掲載されています。今後の展開にも大いに期待が寄せられます。
株式会社TOMOCLOUDは、2025年8月に設立され、千葉県千葉市に拠点を置いています。代表取締役の小川良磨氏が率いる同社は、非侵襲生体イメージング機器の開発・製造販売を行っており、より良い社会の実現に向けたスタートを切りました。
このような先進的な取り組みは、医療技術の進歩を促進するとともに、市場における競争力を高めるものと考えられます。今回の資金調達をきっかけに、TOMOCLOUDのさらなる成長が期待されることでしょう。今後の進展が目を離せません。