新たなファッションの風を感じる「未来の古着屋」プロジェクト
2025年10月、大阪にて「未来の古着屋」プロジェクトが立ち上がります。これは大阪文化服装学院(OIF)が、TOPPAN株式会社および株式会社ヒューマンフォーラムとのコラボレーションにより、家庭から不要になった衣料をファッションとして再生するための企画です。イベント名は「WEAR TO GO? ~着るの未来を考える~」。開催場所の「PLAT UMEKITA」では、ファッションの未来を考えるだけでなく、実践的な教育を受けた学生たちの創意工夫を実際に体験できます。
参加学生たちの挑戦
このプロジェクトでは、OIFのファッション・ビジネス学科の1年生が主導となり、10月11日から13日の期間中に「未来の古着屋」をテーマにした3つの店舗をオープンします。彼らは、古着事業を行うヒューマンフォーラムの協力を得て、実際に家庭から集まった不要衣料を用いてスタイリングや販売戦略を立案し、商品の再生に挑戦します。
サステナブルなアプローチ
この取り組みの特徴的な点は、学生たちがまず収集された衣料を確認し、その後にショップのコンセプトを決定するという逆転の発想です。この方法により、廃棄される衣料をどのように価値ある商品に変えるかという課題に真摯に向き合うことができます。
また、販売形態も従来の古着屋とは全く異なり、「ワンコーデ1,000円」といった定額でコーディネートを提供します。例えば、トップス1点とボトムス2点の組み合わせや、トップス2点にボトムス1点を加えたスタイリングが可能で、消費者にとっては予算を気にせずにトータルコーディネートを揃えることができる新しい購入スタイルを体験できるのです。
出店するショップの紹介
1. BLOOM ARCHIVE
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コンセプト: Garden Core
自然の優しさと都会的なスタイルを融合したボタニカルカジュアルの提供。自然の要素を取り入れた新しいファッションを提案。
2. RE:evolve
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コンセプト: 完璧じゃない美学を纏う
穴や汚れがある衣服の魅力を受け入れ、新たな価値として提供する都市型グランジスタイルの提案。すべての世代に向けたファッションを展開。
3. EPOLU
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コンセプト: レトロとモダンの融合
時代を超えて愛されるレトロな雰囲気に、現代的な要素を加えた、優雅で永遠の品格を持つファッションを提供します。
参加イベントの詳細
プロジェクトに関連したイベントとして、10月19日には「『着ること』から考える、未来とのつながり」というテーマのトークセッションが開催されます。また、第一部では「未来の古着屋」の公開講評会が行われ、業界の専門家とのディスカッションを通じて刺激的な意見を交わす機会が設けられます。登壇者には、講談社のFRaUエグゼクティブ・プロデューサーなど、著名な専門家たちが参加します。
本プロジェクトを通じて、次世代の学生たちがファッションの新しい形を模索し、サステナブルな社会づくりに貢献する姿をぜひ目にしてください。未来の古着屋で新しいファッションの流れを体感しましょう!