EVeMとStartPassが資本業務提携
株式会社EVeMと株式会社StartPassが資本業務提携を発表しました。この提携により、両社はスタートアップを支える新たな体制を構築し、その持続的な成長を目指します。
提携の背景
日本国内では、政府の「スタートアップ育成5か年計画」などが進められ、起業数の増加や支援制度の整備が進行中です。しかし、起業後の事業成長においては、経営資源やマネジメント力の不足が障害となることが多く、スタートアップの「数」を増やすだけでなく、その「質」や「持続可能性」を向上させることが求められています。このような課題を背景に、EVeMとStartPassが協力を決定しました。
StartPassは「日本をスタートアップしやすい国へ」というビジョンのもと、投資家リレーションや厳選ツール、CxO候補者とのマッチングを提供し、経営課題の解決を図っています。一方でEVeMは、2,000人以上の経営者やマネージャーに対して、組織づくりや仕組み化、人材育成といった「成長に必要な技術」を提供してきました。
提携の目的
この緊密な連携を通じて、スタートアップの創出から成長までを支える新しい支援の形を実現していきます。StartPassのプラットフォーム上で、必要なツールやサービスを提供し、EVeMがマネジメントに特化した支援を行うことで、スタートアップの成功に寄与することを目指します。
今後の展望
提携を通じて、StartPassが運営するエコシステムプラットフォームのさらなる連携を深めていく予定です。StartPassはスタートアップが必要なツールやサービスを無償または特別価格で利用できる「スタートアップ支援チケット」を提供し、資金調達や融資支援なども行っています。EVeMとしては、マネジメント領域に関する支援を新たに加えることで、組織づくりやリーダー育成を強化し、スタートアップの成長基盤を固めるサポートを行います。
代表者のコメント
StartPassの小原聖誉CEOは、スタートアップの成功には「リアルな経営支援」が不可欠と述べ、この提携によって経営支援の両輪を強化する意義を強調しました。また、EVeMの長村禎庸CEOも、挑戦するスタートアップをマネジメントの力で後押しし、日本社会に新たな挑戦者を育成することに意欲を示しました。
この提携によって、日本のスタートアップシーンがより活性化し、多くの挑戦者が自らの夢を形にするための土壌が整うと期待されています。EVeMとStartPassの連携が、今後どのように展開されていくのか、その動向が注目です。
会社概要
株式会社StartPass
- - 代表取締役: 小原聖誉
- - 所在地: 東京都新宿区西新宿2丁目6-1新宿住友ビル24F
- - 設立: 2021年
- - 事業内容: スタートアップ特化のエコシステムプラットフォーム「StartPass」の企画開発および提供
- - WEBサイト: StartPass
株式会社EVeM
- - 代表取締役: 長村禎庸
- - 所在地: 東京都新宿区西新宿3-7-30フロンティアグラン西新宿10階1003
- - 設立: 2020年8月
- - 事業内容: 法人、個人向けマネジメントトレーニング事業
- - WEBサイト: EVeM