計算力と自信のギャップ
2025-12-04 12:47:22

日本の子どもたちの計算力と自信のギャップを示す国際調査結果

日本の子どもたちの計算力と自信のギャップ



公益財団法人スプリックス教育財団が行った「基礎学力と学習の意識に関する保護者・子ども国際調査2025」の結果に注目が集まっています。調査は日本を含む世界6か国の小学4年生と中学2年生を対象に行われ、特に計算に対する意識と実際の計算力について詳しく分析されました。以下、その調査結果の主なポイントを見ていきましょう。

中学2年生での意識の変化



まず注目すべきは、日本の子どもたちの計算に対する意識に関する結果です。小学4年生では大半が「計算が好き」や「自信がある」と答えますが、中学2年生になるとその回答が激減してしまいました。この変化は他国と比べても顕著で、特に日本の中学2年生は他の国(アメリカ、イギリス、フランス等)と比べても低い意識を示しました。

国際比較から見る意識の低さ



調査結果によると、日本の小学4年生は計算に関しては他国と同等のスキルを持っていますが、計算に対する自信や楽しさを感じる割合は低いことが明らかになりました。中学2年生になるとその傾向がさらに顕著になり、国際的に見ても日本だけが「計算に対する否定的な意識」という領域に位置することが分かりました。

計算力は世界の中でも高水準



意識の低さとは対照的に、日本の子どもたちの計算力は非常に高い水準を維持しています。小学4年生と中学2年生の両方において、日本は他国と比較しても高い正答率を記録しており、小学4年生段階でも確かな実力を示しています。そして、中学2年生になるとその正答率は他国よりもさらに高まりました。このことは、日本の教育制度が基礎学力を定着させる上での土台を有しているということを示しています。

自信の欠如が課題



しかし、計算力が高いにもかかわらず、自信が低いというこのギャップは、日本の教育における重要な課題です。「計算が好き」という感覚や「自信がある」という意識が育まれなければ、将来的な学習意欲の低下や進路選択の狭まりにつながるかもしれません。このことは、教育における新たなアプローチの必要性を示唆しています。

教育界の対策が求められる



今後、日本の教育界では「計算力」を育てるだけでなく、それに見合った「自信」を向上させるための施策を模索する必要があります。たとえば、教育現場における子どもたちの成果を客観視し、成功体験を重ねることで自信を育むアプローチが重要です。また、子どもたちが自らの計算力を信じ、楽しむことができる学習環境を整えることも、今後の課題となるでしょう。

まとめ



国際調査の結果から、日本の子どもたちは高い計算力を有しながらも、自信の低さが問題であることが明らかになりました。このギャップを埋めるための教育施策が求められていることを、関係者は真剣に受け止めるべきです。日本の教育の強みを活かしつつ、次世代を担う子どもたちの意識を高める取り組みが、ますます重要になってくるでしょう。


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