廃棄物処理業界に一石を投じる新サービスが誕生
日本が抱える産業廃棄物市場は、その規模が驚異の5.2兆円に達していますが、システム化が進んでいないため、業界全体の効率を向上させる余地が広がっています。今日、クラウドサービス「CBA-wellfest」が正式ローンチを迎え、この業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を後押しすることが期待されています。
開発の背景と目的
近年、多くの企業がESG(環境・社会・ガバナンス)経営を重視するようになってきました。その中で、廃棄物処理は欠かせない要素となっていますが、従来のプロセスには多くの非効率性が存在しています。企業が社会的責任を果たすためには、廃棄処理の徹底や業務の最適化が求められます。
CBAはこの急務を受け、「CBA-wellfest」を開発しました。このサービスは、廃棄物処理業界の非効率を解消し、目標としている廃棄物リサイクル率100%を実現するためのものです。また、排出者の責任を確実に果たすためにも役立つと期待されています。
CBA-wellfestのシステム概要
「CBA-wellfest」は、ESG経営の実現に向けた廃棄物処理のDXを支援するために、以下の二つの主要なシステムから構成されています。
1.
廃棄物処理管理プロセス支援
廃棄物処理に関するプロセスをシステム化し、処理方法や業者の検索から契約・報告といった必要な業務を支援します。これにより、廃棄物の排出・処理状況が可視化され、利用者は最新のUI/UXを活用することが可能となります。
2.
資源化プロセス支援
蓄積された企業廃棄物データを基に、地域内の廃棄物発生状況を正確に把握します。これにより最適な回収タイミングやルートを自動で策定・実行し、地域全体での資源循環を促進します。
本日提供開始の機能
現在提供が開始されるのは廃棄物処理管理プロセス支援機能です。これには以下のような重要な機能が含まれています。
- - 遵法性を担保した廃棄物処理
- - 廃棄物の処理状況確認
- - 行政への報告書作成
- - 産業廃棄物業者の許可証管理
- - 産業廃棄物業者との契約書管理
- - CSR活動に必要な環境レポートの作成
テリロジーとの連携
株式会社テリロジーとの業務資本提携により、今後「CBA-wellfest」の市場展開が加速します。テリロジーは経済産業省が認定するDX認定事業者であり、CBA社との連携を通じて産業廃棄物処理のDX化を推進していきます。テリロジーの副社長である鈴木達氏は、「お客様が安心して利用できるよう、ネットワークやクラウドセキュリティの強化を図ります」とコメントしています。
まとめ
「CBA-wellfest」は、廃棄物処理業界におけるデジタルトランスフォーメーションを促進すると期待されています。この新しいシステムが、業界全体の効率化を図り、環境保護に貢献することが期待されています。
詳しくは、
株式会社CBAのサイトをご覧ください。