女性の就労支援を強化する新たなプログラム
日本ファンドレイジング協会が、新たに「HERstory Career Partner Program」を発表しました。このプログラムは、困難な状況にある女性たちのキャリア支援を目的とし、特に非営利団体に重点を置いています。参加団体は、専門家からの伴走支援を受けながら、その事業を次のステージに進めるための資金を獲得できるチャンスがあります。
プログラムの背景
近年、日本の女性の就業率は74.8%に達しており、OECDの平均を上回る結果が出ています。しかし、この数字の背後には多くの課題が存在しています。例えば、女性のうち非正規雇用で働く割合が高く、安定した収入やキャリアの確保が難しい現状が顕著です。
日本国内には約28万人の若年無業者が存在し、彼女たちに向けた就労機会の拡充が急務とされています。非営利団体は、こうした問題を解決すべく、多様な支援サービスを提供していますが、成長や発展に向けた資源や戦略の欠如が障害となっています。
プログラムの目的
「HERstory Career Partner Program」は、NPOや非営利団体がその課題解決に向けてのアプローチを強化するためのプログラムです。専門家による支援により、団体の成長を促進し、より多くの女性が自らのキャリアを切り開くチャンスを得ることが目指されます。このプログラムでは、フレキシブルな資金提供やネットワーキングの機会を通じて、参加団体がそれぞれのビジョンに向かって進むお手伝いをします。
プログラムの特徴
1.
伴走型の支援: プログラム参加団体には、専門家からの9か月間の伴走支援が提供されます。各団体の特性に応じた課題解決に向けて的確な助言を受けられることが特徴です。
2.
柔軟な資金提供: 最大180万円の助成金が用意されており、団体が抱える課題に応じて新たな取り組みに挑戦するための資金を提供します。
3.
共創と連携: 参加団体同士が学び合える環境を整え、潜在的なパートナーシップの機会を提供します。
スケジュールと応募要項
このプログラムは2025年5月から2026年1月まで実施される予定で、困難な状況にある女性たちを支援する事業を行う民間非営利団体が対象です。募集される団体数は8団体で、応募締切は2025年3月10日です。
お問い合わせ方法
事業に関する詳しい情報や応募方法は、日本ファンドレイジング協会の公式サイトを通じて確認できます。女性たちの未来を切り開くこのプログラムに、多くの団体の参加が期待されます。
詳細情報:
日本ファンドレイジング協会
結論
「HERstory Career Partner Program」は、女性の就労やキャリア支援を推進する重要なステップとなります。今後、このプログラムを通じて、多くの女性が自らの能力を信じ、新たな道を切り開くことができる社会が実現されることを期待しています。