海事クラスター共同研究成果報告会の開催について
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所の海上技術安全研究所では、令和6年8月27日(火)に、海事クラスター共同研究「実海域実船性能評価プロジェクト(OCTARVIA)」フェーズ2の成果報告会をオンライン形式で開催します。このプロジェクトは、実海域での実船性能に関する共通の評価基準を確立することを目指し、約2年間にわたって様々な取り組みを行ってきました。
プロジェクトの背景と目的
OCTARVIAプロジェクトは、海事クラスターに属する24社が参加し、海洋技術の進展や社会のニーズに応えるための新しい基準作りを進めてきました。主な目的として、実船モニタリングデータを用いた性能検証法の開発や、低速運航に対応した推定法の拡張、さらには代替燃料使用時の燃料消費量とGHG(温室効果ガス)排出量についての評価基準の確立を掲げています。
成果報告会のプログラム
成果報告会は13:00からスタートし、開会挨拶として海上技術安全研究所の所長である峰本健正氏が挨拶を行います。その後、第一部ではプロジェクトの総括や活動報告が行われます。
- - OCTARVIA2 総括:プロジェクト長の辻本勝氏
- - OCTARVIA2 の活動報告:社会実装WGリーダーの枌原直人氏およびサブリーダーの柳田徹郎氏
- - OCTARVIA 会議 総括:議長の松本光一郎氏
- - 成果普及・国際標準化WGの報告:リーダーの杉本義彦氏とサブリーダーの黒田麻利子氏
第二部では、パネルディスカッションが開催され、プロジェクトの成果を社会に実装するための方策や国際標準化に関する議題が取り上げられます。このセッションには、様々な企業や団体からの専門家が参加し、活発な意見交換が期待されます。
参加方法と注意事項
参加費は無料ですが、事前の登録が必要です。定員に達し次第、登録は締め切られますので、早めの登録をお勧めします。登録は以下のリンクから可能です。
事前登録サイト
まとめ
OCTARVIAプロジェクトの成果報告会は、海事技術の発展や持続可能な社会の実現に向けた重要なステップとなります。新たな基準作りへの挑戦が、国際的な海事業界での信頼性を高めることに貢献することが期待され、参加者にとっても貴重な学びの場となるでしょう。