NEXYZ. と京葉銀行が手を組んだ理由
株式会社NEXYZ.と京葉銀行が地域密着型の脱炭素支援を実施するため、業務提携契約を締結しました。この連携によって、京葉銀行のお客様には省エネ設備導入を通じたCO₂排出削減の機会が提供され、地域のサステナブルな未来をサポートします。
京葉銀行の背景
京葉銀行は、1943年に設立され、昨年には創立80周年を迎えました。「プラスの価値を提供し、地域の豊かな未来をともに築く」という企業理念のもと、県内外に122カ店を展開しています。この提携により、地域社会の課題を解決し、持続可能な地域経済を確立するための一環としての取り組みを進めています。
NEXYZ.の取り組み
NEXYZ.は、初期投資0円でLED照明や冷蔵庫などの省エネ設備の導入をサポートする「ネクシーズZERO」というサービスを展開しています。このサービスは、すでに10万件以上の導入実績があり、地域金融機関と合わせて全国36拠点から地域に密着した事業を展開しています。
提供した設備による省エネ効果を、CO₂排出削減量に換算したレポートが提供されるため、顧客は自社の取り組みとして活用することができます。これにより、顧客企業は脱炭素社会に対する貢献を明確に示すことができ、地域経済の活性化に寄与できます。
経済の活性化への寄与
京葉銀行は地域の中小企業との強固な取引を持ちながら、顧客が抱える経営課題を即座に把握しています。日本政府が2030年までにLED照明の導入率を100%にする目標を掲げていますが、2024年10月時点では、進捗率は61.7%に留まっています。このため、環境省や金融庁が求める施策に具体的に取り組んでいる金融機関はまだ限られています。
しかし、NEXYZ.は地域金融機関との連携を通じて、顧客企業が設備を導入することで得られる電力削減実績をレポートとして提供。これは、脱炭素化やSDGsに取り組む企業にとって、外部への情報開示に役立つ重要な資源となります。
今後の展望
今後もNEXYZ.は、企業と地域、そして人々との信頼関係を基盤に、顧客のニーズを的確に捉えていきます。地域経済の活性化と脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速させることで、持続可能な未来へ向けた道筋を示していくのです。
このパートナーシップは、サステナブルな社会に向けた第一歩と言えるでしょう。より多くの企業が取り組みに乗り出し、地域経済の発展に寄与することが期待されます。