若手社員の実態
2025-07-25 16:35:31

上司が見た若手社員の実態調査結果を発表!強みと課題を明らかに

上司が見た若手社員の実態調査



株式会社リンクアンドモチベーションのモチベーションエンジニアリング研究所は、上司から見た若手社員の特徴を探る調査を実施しました。その結果、2023年から2024年の若手社員の課題や強みが明らかになりました。ここでは、調査の背景や結果について詳しくご紹介します。

調査の背景と目的


少子高齢化や人材流動性の増加に伴い、次世代の人材育成が企業にとって重要な課題となっています。中でも、「若手社員の早期活躍」は特に注目されており、単に職場に留まることではなく、自らの役割を理解し、積極的に成果を上げることが求められています。しかし、現在多くの企業は若手社員の定着率には目を向けているものの、その先の活躍を支援する仕組みまで手が回っていない現状があるのです。

また、今まで若手社員自身の意識に関する調査は多く行われてきましたが、育成を担う上司の視点から若手社員をどう見ているかについての情報は限られていました。この調査は、そのギャップを埋めるための基礎データとして、上司の視点を通じて若手社員の成長を支援する施策を検討することを目的としています。

調査概要


  • - 調査機関: 株式会社リンクアンドモチベーション モチベーションエンジニアリング研究所
  • - 調査対象: 141社 10,770名
(2015年1月から2024年12月の間で実施されたビジネススタンスサーベイ)
  • - 分析方法: 計4つの期間(コロナ前、コロナ禍、2023年、2024年)に分け、それぞれの期間からランキングを作成し上司が見た若手社員の傾向を分析しました。

調査結果


調査結果によって、若手社員の強みは「アドバイスの素直な受容」「周囲への気持ちよい対応」「最後までやり抜く姿勢」「問題時の即座な報告・相談」など、コロナ前後で顕著に見られることが分かりました。一方で、課題としては「起こりうることの予測」「会議での積極的発言」「あいまいな状態での実行」「チャンスの積極活用」といった点が挙げられ、こちらもコロナ前から変化がないことが示されました。

特に興味深いのは、これらの傾向が10年間を通じて一貫しているという点です。上司からの視点で見た場合に、若手社員に対する強み・課題の見え方はあまり変わっていないということが明らかになりました。

今後の課題


傾向としては変わらないものの、上司の認識に対する若手社員の反応は一様ではなく、個々の特性や経験に基づいて異なる成長の道をたどることが予想されます。したがって、定型的な指導とは異なり、各若手社員の状況や理解度に応じた個別のサポートがますます重要になるでしょう。今後は、画一的な育成方法を見直し、個々に応じた支援を行うことが求められています。

まとめ


今回の調査を通じて、上司から見た若手社員の実態が多面的に把握され、企業としてのさらなる支援策の構築が期待されています。若手社員が持つ強みを活かし、課題を克服するための環境を整えることが、企業の発展に繋がるのではないでしょうか。


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会社情報

会社名
株式会社リンクアンドモチベーション
住所
東京都中央区銀座4丁目12−15 歌舞伎座タワー 15階
電話番号
03-6853-8111

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