東京で開催された第16回総務・人事・経理Week 21,723人の来場者数を記録

第16回東京総務・人事・経理Weekが盛況のうちに終了

2023年9月12日から14日までの3日間にわたり、東京で開催された第16回総務・人事・経理Weekが、今年も多くの関心を集めました。総来場者数は21,723人と、初の開催にもかかわらず、驚異的な数字を記録し、業界の注目をひいたイベントとなりました。

このイベントでは、8つの異なるEXPOが設置され、出展者はそれぞれのブースで最新の情報やソリューションを提供しました。新型コロナウイルスの流行に伴う「まん延防止等重点措置」が適用される中でも、万全の感染対策を講じながら、経済活動との両立を目指した開催が行われました。

企業の広報課題と期待される解決策

イベントに参加した企業の多くは、広報やPRにおけるさまざまな課題感を持っていました。特に、デジタル領域の重要性が深く認識されており、その中で、企業のブランディングやマーケティング活動への期待が高まりました。株式会社ラ・クレタの代表取締役、前田圭介氏は、「オンラインだけでは解決できないことがあり、オフラインでリアルに接触することで初めて感じることができるニーズがある」と述べ、対面商談の重要性を強調しました。

イベントでは、約150件の商談が行われ、その中で共有された広報の課題は多岐にわたります。特に「企業認知」や「IR活動」、「製品PR」などが上位に挙げられ、企業が直面する実際のニーズに基づいた解決策が求められていました。

広報課題トップ10

1. 企業認知：経営統合が急務となる中、自社のブランディングに課題。
- 解決策：ブランドバリューの整理とメディアリレーションの強化。

2. IR活動：昨年上場後、機関投資家への情報提供に苦戦。
- 解決策：透明性をもたらす情報発信を推進。

3. 製品PR：防災商材メーカーがメディア露出に挑戦。
- 解決策：ファクトブックを制作し、戦略的なPR活動へ繋げる計画。

4. 新サービス認知：新サービス開発をした企業が広報部門の強化を模索。
- 解決策：広報担当者の設置とメディア向け企画の作成。

5. インターナルコミュニケーション：社員意識の統一を図りたいが方法が見つからず。
- 解決策：「行動指針」を活用したコミュニケーションの強化。

6. コミュニケーションの全体設計：新設企業が広報戦略を模索。
- 解決策：広報とマーケティングの整合性を定義する。

7. BtoB商材における認知獲得：新規顧客獲得に苦戦。
- 解決策：ターゲットへの理解を深める記事掲載戦略。

8. 集客回復のためのPR施策：コロナ禍による商業施設の集客減少。
- 解決策：地域文化を取り入れたPR活動を提案。

9. 広告費換算以外の指標設定：広報効果の可視化。
- 解決策：パブリシティ活動と広告戦略の設計。

10. 広報部門の体制づくり：新設広報部門が何をすべきか模索中。
- 解決策：現状課題の整理と中長期的なマイルストーン設定。

統合PRソリューションの重要性

株式会社ラ・クレタでは、企業のブランディングとマーケティング活動を支援するために、様々な統合PRソリューションを提供しています。デジタルコンテンツを基点に、PR、クリエイティブ、広告、イベントを共有することで、マーケティング効果を最大限に引き出すことを目指しています。

会社のビジョンは「2040年に通用するPR活動をつくる」ことであり、デジタル化が進む社会においても企業が存在感を示せるようサポートし続けます。

イベントを通じて、広報活動の重要性と、それに伴う課題に対して具体的なアプローチが求められていることを再認識し、来場者からの期待に応える形で、さらなる解決策の開発に邁進していきたいと考えています。