水中ドローンに関する新たな動き
水中ドローン、これまでの技術から進化を遂げ、さまざまな分野での活用が広がっています。この無人の潜水機は、撮影や観測を行うために水中を自由に移動することができ、最近では海洋調査や fish farm(養殖場)の点検、さらにはインフラの老朽化に伴う点検など多岐にわたる用途が注目されています。
インフラ老朽化と水中ドローンの関係
戦後に建設されたインフラの老朽化が進むなか、その点検は急務となっています。特に、50年以上経過したインフラが増加する中、上下水道の配管点検においても水中ドローンの導入が進んでいます。水中ドローンは小型で、狭い場所にもアクセスできるため、従来の手法よりも効率的な検査が可能です。
人材不足の現状
水中ドローンを扱う技術者の不足が叫ばれています。便利な機能を持つ水中ドローンですが、操作や点検には専門的な知識が求められるため、そのニーズが高まった結果として人材が追いついていない状況です。今後、ますますこの分野でのスキルを持つ人材の育成が重要になってくるでしょう。
水中ドローン安全潜航操縦士講習について
そこで注目されるのが『水中ドローン安全潜航操縦士講習』です。この講習は日本で最も広く認められているライセンスであり、2日間で水中ドローンの基礎から法令、操縦スキルまでを学びます。特に、2025年2月時点での統計によると、一般社団法人日本水中ドローン協会によって認定された数が日本一であり、信頼度も高い講座です。
講習は東京都内で実施
2025年3月5日(水)から6日(木)にかけて、東京・上野にて『水中ドローン安全潜航操縦士講習』が開催されます。こちらは、企業や個人を問わず、どなたでも受講可能です。定員は8名となっており、早めの申込みが推奨されています。
■ 日程・内容
1日目(座学):2025年3月5日(水)13:00~18:00
2日目(実技):2025年3月6日(木)9:30~12:30
講習の料金
受講料金は88,000円(税込)で、テキスト代込みです。これにより、無駄のない効率的な学びを提供します。
申し込みの詳細
講習を主催するのは、エアオーシャンドローンスクール東京校(株式会社スペースワン)です。お申し込みは、公式ウェブサイトを通じて行うことができます。不明点があれば、電話での問い合わせも可能です。
水中ドローンビジネスの書籍も出版
株式会社スペースワンは、2017年から水中ドローンの可能性に着目し、実績を積んできました。その経験をもとに、国内初の水中ドローンに特化したビジネス書を2025年2月21日に出版しました。水中ドローンに興味がある方は、ぜひ読んでみてください。この出版を記念したキャンペーンも実施中で、詳細は公式サイトでチェックできます。
水中ドローンは私たちの生活や業務に新たな価値をもたらしてくれる存在です。今後の技術の進化を楽しみにしながら、自身もその運用技術を身につけてみてはいかがでしょうか?