近畿日本鉄道と近鉄グループ、SmartHRの導入を決定
近畿日本鉄道株式会社とその持株会社である近鉄グループホールディングス株式会社が、業務効率化に向けてクラウド人事労務ソフト「SmartHR」を導入することになりました。この決定は、従業員8,000人超を抱える近畿日本鉄道が直面していた様々な業務課題を解決するための重要な足掛かりとなります。
業務課題と「SmartHR」の解決策
近鉄グループは、運輸、不動産、国際物流など多種多様な事業を展開しており、近畿日本鉄道はその中核企業として国内最大級の約500kmの路線を持つ重要な役割を果たしています。しかし、これまでの人事業務においては、入社手続きや従業員からの情報申請を紙ベースで運用しており、各部門の人事担当者には大きな負担がかかっていました。また、従業員の評価や研修履歴が分散して管理されていたため、効率化が求められていました。
「SmartHR」の導入により、従業員は自身のスマートフォンやPCを通じて申請が可能となり、情報管理がペーパーレス化されます。これにより、従業員データの一元管理が実現され、迅速な情報抽出が可能になります。また、従業員ポータルの「お知らせ機能」を通じて、会社の最新情報をタイムリーに伝えることができ、企業理念や制度を従業員に深く浸透させることが期待されています。
グループ全体への導入
近畿日本鉄道での「SmartHR」の導入は、近鉄グループホールディングスでも同様のシステムを採用することにつながり、相互に支え合いながら人事業務の効率化が図られます。両社におけるこの取り組みは、従業員のエンゲージメント向上にも寄与することが見込まれています。
SmartHRの機能と実績
「SmartHR」は、労務管理クラウドとして7年連続シェアNo.1を誇ります。採用から雇用契約、年末調整まで、幅広い労務手続きをペーパーレス化し、蓄積したデータをもとに人事評価やスキル管理等のタレントマネジメント機能を駆使して組織の活性化を図ります。また、勤怠や給与などのサービスとの連携も可能で、それぞれの企業に合わせたカスタマイズが可能です。
期待される成果
このシステムの導入によって、人事・労務業務のDXが進み、効率化が期待されます。導入企業とのコミュニケーションを重視しながら、SmartHRの機能を最大限に活用していくことが目標です。
おわりに
近畿日本鉄道と近鉄グループは、「SmartHR」を活用し、従業員の働きやすさと業務の効率を大幅に向上させることを目指しています。これにより、今後もさらなる生産性向上を実現するのです。生活に密着した多様なサービスを展開する両社の未来に、大いに期待が寄せられています。