株式会社Splink、J-StarX Medtechコースに選出
株式会社Splinkが、日本貿易振興機構(ジェトロ)が主催する「J-StarX Medtechコース」のPhase 1に選出されました。このプログラムは、豪州発の医療ヘルスケア専門アクセラレーターである「Medtech Actuator」と連携し、製品のグローバル展開戦略を構築することを目指しています。
Splinkの連続選出
Splinkは、昨年度に続いて連続でこのプログラムに選ばれたことから、同社の医療AI技術が国際的に評価されていることが伺えます。「J-StarX Medtechコース」は、日本のヘルスケア・スタートアップの中で15社が選ばれる中、Splinkがその一員となったことは、今後の国際展開に大きな意義を持ちます。
プログラムの概要
「J-StarX Medtechコース」は、Phase 1として「Market Validation & Leadership」を実施します。この段階では、日本のヘルスケア・スタートアップに対し、ビジネスモデル構築支援や成長に必要なスキルの醸成を行います。また、メルボルンでの現地渡航を通じて、大学や研究機関、病院などのエコシステムツアーへの参加が可能です。
海外戦略の強化
Splinkはこれまで参加した様々なプログラムを通じて、米国市場での実地経験を積んできました。「HealthTech Gateway “AI Medical in the US”」プログラムを通じて、医療分野の実務知識を得ることができ、特にMayo Clinic Platformとの連携によって、AIモデルの開発経験も得ています。これらの経験を基に、今回は豪州をはじめとする国際的な医療エコシステムへの接点を広げることを目的としています。
医療機器産業の成長
世界の医療機器市場は成長を続けており、2027年には約6,543億ドルに達する見込みです。特に、認知症や脳の健康に関する市場が拡大しており、Splinkの提供するソリューションへの需要も一層高まることでしょう。今後も、Splinkは「日本発の医療AIスタートアップ」として国際的な競争力を持つソリューションの開発に注力します。
CEOのコメント
同社の代表取締役、青山裕紀氏は、「J-StarX Medtechコースへの選出は、当社の医療AI技術がグローバルに評価される重要な機会」と語ります。さらに、豪州のヘルスケア先進国と連携し、認知症を扱う「ブレインヘルスケア」分野での新たなソリューション創出を目指す意向を示しています。
Splinkのビジョンと製品
Splinkは、認知症を中心とする「ブレインヘルスケア」事業に取り組み、セルフチェック型認知機能測定ツール「CQ test」、脳MRIを解析し記憶に関わる「海馬」の可視化を行う「Brain Life Imaging」、脳の減少度を定量化する「Braineer」など、革新的な製品を展開しています。これにより、認知機能の早期発見から診断支援まで、一貫したサービスを提供することを目指しています。
会社概要
- - 会社名: 株式会社Splink
- - 所在地: 東京都港区赤坂1-14-14 WAW赤坂第35興和ビル4階
- - 事業内容: ブレインヘルスケア事業、医療機器プログラム事業
- - 設立: 2017年1月
- - 代表取締役: 青山裕紀
- - URL: Splink公式サイト
今後も株式会社Splinkの活動に注目していきたいと思います。