ADIの環境施策
2025-09-02 09:51:22

株式会社アーキテクト・ディベロッパー、環境施策の効果を実証 - 建物ライフサイクルの可視化へ

株式会社アーキテクト・ディベロッパーの環境への挑戦



株式会社アーキテクト・ディベロッパー(ADI)は、東京都中央区銀座に本社を置く不動産開発企業で、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。この度、賃貸集合住宅「LiVLi」のモデル物件において、環境施策の検証を行い、CO2削減効果をデータに基づいて可視化しました。

実施施策とその効果


ADIが取り組んだ環境施策は、以下の三つです。これらの施策によって、建物ライフサイクル全体でのCO2排出量の削減が期待されます。

1. 外壁下地パネルの木製化
- 削減効果: 0.7 tCO2e
- 木材を使用することで、新たな資源の活用とともに、CO2吸収能力を高めることを狙っています。

2. 100%リサイクル石膏ボードの導入
- 削減効果: 8.6 tCO2e
- 従来の素材からリサイクル素材に切り替えることで、廃棄物の削減にも寄与します。

3. 共用部の電力を自家発電に切り替え
- 削減効果: 216.6 tCO2e
- 自家発電によるエネルギー供給は、特に大きな削減効果を示し、環境負荷の低減に貢献します。

これらの結果を総合すると、ADIは大幅なCO2削減を実現しました。特に自家発電による削減効果は特筆すべきもので、将来的には他の物件にもこの取り組みを拡大していく予定です。

CO2削減量の「見える化」


ADIでは、CO2削減をより具体的に理解できるように、その削減量を「杉の木が吸収するCO2量」に換算しました。具体的な換算結果は以下の通りです。
  • - 外壁下地パネルの木製化: 約55本分
  • - 100%リサイクル石膏ボードの導入: 約617本分
  • - 共用部電力の自家発電: 約15,472本分
この視覚的なデータ提示は、消費者や関係者とのコミュニケーションを促進し、環境への配慮を実感しやすくします。

算定の透明性と客観性


本プロジェクトのCO2算定は、経済産業省と環境省の「カーボンフットプリント ガイドライン」に基づき、国際基準であるISO14067:2018に準拠して実施しました。これにより、算定結果の透明性と信頼性が確保され、原則として一次データを用いています。

今後の展望


ADIは、これまでの分析を踏まえて、建物のライフサイクルにおける持続可能性を高めるための改善を続けていく方針です。建設業界全体でライフサイクルアセスメント(LCA)が注目を集める中、ADIもこの動向に応じた施策を検討し、「建築GX・DX推進事業」とも連携していきます。

「美しい暮らし方を住まいから」という理念のもと、株式会社アーキテクト・ディベロッパーは将来を見据えた不動産運用の最適解を提供し、環境への配慮と人々の暮らしを豊かにする事業を推進していきます。


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会社情報

会社名
株式会社アーキテクト・ディベロッパー
住所
東京都中央区銀座4-12-15歌舞伎座タワー
電話番号
03-3544-2650

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