不動産業務の革新
2025-12-19 10:49:24

不動産業界の生産性向上を目指す業務設計支援プロジェクトの全貌

不動産業界の生産性向上を目指す業務設計支援プロジェクトの全貌



近年、不動産業界はテクノロジーの進化とともに、効率化や品質向上が求められています。特に、紙ベースの業務や属人化の問題が顕在化し、業務プロセスの見直しが急務です。そんな中、株式会社アイスリーデザインと株式会社不動産SHOPナカジツのコラボレーションが新たな試みを生み出しました。このプロジェクトでは、業務フロー全体の見直しやシステム開発を通じて、不動産売買の効率化を図っています。

不動産業界が直面する課題


不動産売買において、契約業務は専門性が高い一方、依然として紙の調査票や手動の転記作業に頼っている現状があります。このため、チェックの品質が不均衡であったり、若手スタッフの教育や管理者の業務負担が増大するなどのリスクを抱えています。不動産SHOPナカジツは、中長期的な事業拡大を目指し、全国展開と売上増加に向けたDX推進を進めており、その一環としてアイスリーデザインと共に業務設計支援プロジェクトを始動しました。

支援内容とプロセス


このプロジェクトの肝は、UX/UIのフルリニューアルとシステム開発をワンストップで行うことにあります。最初に現状の業務フローや運用実態を詳しく分析し、契約書作成をデジタルフローに再編成しました。紙ベースの物件調査票を電子フォームに移行し、必要な情報が自動で契約書作成システムに連携される仕組みを構築。これにより転記作業の廃止と入力ミスの軽減が同時に実現されました。

さらに、新しいユーザーインターフェース(UI)の設計にはOOUI(Object Oriented User Interface)を取り入れ、「対象」に基づいた操作体系を再設計。これにより、利用者が直感的に使いやすい画面が提供され、業務効率の向上が図られました。

プロジェクトの推進には、デザイン、業務設計、開発などの境界を越えたコミュニケーション体制を整備。これによって、関係者間での認識のズレを最小限に抑え、スムーズな進行が可能となりました。

プロジェクトの成果


この取り組みの結果、物件調査から契約書作成に至るプロセスが大きく改善されました。調査精度が向上し、再調査の手戻りが減少、確認作業も効率化されました。また、契約書作成にかかる作業時間が大幅に短縮されたことで、現場の負担も軽減されています。さらに、運用プロセスの標準化により若手スタッフのスキル向上が進み、管理者のチェック負担も軽減。これにより、組織全体の生産性向上が見込まれています。

現在、新システムは社内で運用されており、さらなる自動化や書類範囲の拡大、他システムとの連携強化が計画されています。また、将来的には同業他社への外販も見据えており、不動産業界全体の効率化と品質向上に寄与するプラットフォームを目指しています。

本プロジェクトの詳細な内容については、アイスリーデザインのウェブサイトの事例ページもぜひご覧ください。
プロジェクト事例ページ

アイスリーデザインについて


アイスリーデザインは、クラウドネイティブやアジャイル開発に優れ、UX/UIデザインやモダナイゼーションを通じて顧客のデジタルシフトを支援する企業です。今後も、テクノロジーの進化に伴い、顧客に最適なソリューションを提供し続けていくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社アイスリーデザイン
住所
東京都港区赤坂八丁目1番22号NMF青山一丁目ビル3階
電話番号
03-6419-7700

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