セルプロモート、宝飾什器のDXを推進する新たな一歩を踏み出す

セルプロモートの取り組みがもたらす宝飾什器業界の変革

セルプロモート株式会社（以下「セルプロモート」）は、1970年に設立された株式会社橘（以下「橘社」）に対し、2024年11月からデジタルトランスフォーメーション（DX）ソリューションを提供することが決まりました。これは、IT人材の地位向上を目指すセルプロモートが、宝飾什器業界におけるビジネスプロセスの効率化と利便性向上を図る重要な取り組みです。

伝統的な業務体制の課題

今日、橘社では、宝飾用什器の販売やレンタル、さらには宝飾店舗や催事におけるディスプレイ設計・施工などを行っていますが、そのプロセスの中では従来、FAXやメールでのやりとりが不可欠でした。このような手法では、受注や在庫管理、入出庫管理が煩雑で効率が悪く、Excelによる手作業が多くを占めてしまっていたのです。さらに、見積書や発注書といった重要な帳票作成も担当者が個別に行わなければならないため、情報の抜けやミスが発生しやすい状況にありました。

DXによる新しい業務プロセス

セルプロモートが提供するDXソリューションにより、橘社はオンラインでの受注を実現し、業務の一元管理が可能になります。これにより、リアルタイムでの注文と在庫の把握ができるようになるだけでなく、情報のシステム化によって属人性の排除とミスの削減が見込まれています。

特にオンライン化の利点として、顧客は過去の注文履歴を基に再注文を簡単に行うことができ、入力フォームを使用することで情報漏れもなくなるため、非常に便利です。また、顧客からの要望に応じて、従来のFAX発注にもOCR技術を活用し、手動での転記作業を軽減し、業務の無駄を削減することが可能になりました。

業界の変革を目指して

このDXプロジェクトに対する両社の期待は大きく、橘社の代表である橘一道氏も「55年の歴史を持つ当社の知的財産をデータ化することで、業務を刷新したい」と語っています。これに加え、携帯を使って簡単に発注できるプラットフォームとして、レンタルビジネスを新たな形に進化させる考えを示し、データに基づいた意思決定が可能になることで、持続的な成長を目指す意向も示されています。

セルプロモートの林亮太社長は、橘社の決意に共感してプロジェクトの開始を決めたことを述べ、橘社のリーダーシップがセルプロモートのミッション「次の時代をプロモート」と結びついていると強調しました。これにより、業界全体の変革に向けた新たな一歩を共に進めていく姿勢を明確にしています。

最後に

セルプロモートは、IT人材の活躍を促す一方で、様々な業界の持続可能な発展にも寄与していく方針です。橘社との協力により、優れたDXソリューションを通じて、業界全体の効率化と顧客満足度の向上を実現することが期待されています。今後、この取り組みによって宝飾什器業界がどのように進化していくのか、これからの動向に目が離せません。

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